内容説明
知られざるイギリス、ここかしこ。蒸汽船の浮ぶ運河、鷲が空を舞う海辺、吊橋のかかる渓谷、羊が草を食む峡谷など、観光客の訪れること稀なイギリスの田舎の魅力を当代の人気作家が自在な筆に托して綴る名篇。
目次
第1章 ポンポン蒸気と野ウサギ
第2章 冬の岬
第3章 ケント州の荒野
第4章 見捨てられた島
第5章 ロシア人上陸!
第6章 ウェスター・ロスの鷲
第7章 雲をぬける道
第8章 美しい雨のアランデイル
第9章 スパーン・ヘッド
第10章 丘陵地帯の十月
第11章 チェジル・バンク
第12章 海男の話など
第13章 フランス人中尉の恋