内容説明
ユネスコの世界無形文化遺産を特集。ユネスコの世界遺産と共に注目されているのが、文化的空間、伝統的知識、口承による伝統、芸能、伝統音楽、儀式及び祭礼などの世界無形文化遺産。本書では、2006年4月に発効した世界無形文化遺産保護条約の概要とこれまでに「人類の口承及び無形遺産の傑作宣言」で選定されてきた世界無形文化遺産の概要を紹介する。
目次
世界無形文化遺産の概要(準拠する条約;背景 ほか)
人類の口承及び無形遺産の傑作分布図(アフリカ;アラブ諸国 ほか)
人類の口承及び無形遺産の傑作の宣言 各物件概要(無形文化遺産保護条約を締約している国;無形文化遺産保護条約を締約していない国)
世界無形文化遺産関係キーワード
著者等紹介
愛川・フォール紀子[アイカワフォールノリコ]
神田外語大学国際言語文化学科教授。1972年から2002年にかけてユネスコ本部文化局勤務。無形文化遺産保護課初代課長、後に担当部長として、無形遺産の保護活動を発展させ無形文化遺産保護条約作成に主導的役割を果たす。現在、ユネスコ本部文化担当事務局長補、政策研究大学院大学客員教授も兼務
古田陽久[フルタハルヒサ]
世界遺産総合研究所所長。専門分野は、世界遺産論、危機遺産論、日本の世界遺産、世界無形文化遺産研究、文化人類学、比較文化論、国際観光学、国際理解教育など。1951呉市生まれ。1974年慶応義塾大学経済学部卒業、日商岩井(株)入社。1989年同社退社。1990年シンクタンクせとうち総合研究機構を設立。1998年世界遺産総合研究所を設置、所長兼務。「世界遺産化可能性」などの調査、「世界遺産講座」の出講、最近では国際交流やヘリティッジ・ツーリズムなどにも注力している。広島市在住
古田真美[フルタマミ]
世界遺産総合研究所事務局長。専門分野は、世界遺産入門、日本の世界遺産など。1954年呉市生まれ。1977年青山学院大学文学部史学科卒業、1990年シンクタンクせとうち総合研究機構事務局長。1998年世界遺産総合研究所事務局長兼務。広島県景観審議会委員、広島県放置艇対策あり方検討会委員、NHK視聴者会議委員などを歴任。広島市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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