日本の名随筆 〈23〉 画

日本の名随筆 〈23〉 画

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784878939235
  • NDC分類 914.68
  • Cコード C0395

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

更紗姫

3
藤島武二『画室の言葉』を目当てに。「読画」の精神をもって絵に対するべき、と画伯は言う。〈南画系の画題〉とは、〈讃〉の事だろうか。〈讃〉を読み下す漢詩の知識は戦前であれば誰しも備えていたのか、敵わないな。「絶対に書き直しをしない心持の日本画」と、「体力のすべてを動員し、修正に修正を重ねて完璧なものにする油絵」を混同して見ることは注意しろ、とも。洋画の第一人者である筆者にして「日本人としてのエスプリ」を説く、時局の要請とも言うべき、籠もって方向性の定まらぬエネルギーを感じる。エスプリか・・・深い言葉だ。2014/08/03

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