目次
村上春樹と吉本ばなな―「おたく」だけがあっさりと汎世界性を手にした皮肉
「ぼく」と国家とねじまき鳥の呪い
ノンフィクションと非「暴力」―村上春樹『アンダーグラウンド』を読む
村上春樹にとっての「日本」と「日本語」
村上春樹はなぜ「謎本」を誘発するのか
庄司薫はデレク・ハートフィールドなのか
村上春樹と村上龍の「私」語りをめぐって
サブカルチャーである、ということ
神戸震災文学論
「文学」である大江健三郎と「サブカルチャー」である村上春樹の間に線引きし、小説家はどこで人殺しをするべきなのかを考える。
著者等紹介
大塚英志[オオツカエイジ]
1958年生まれ。筑波大学第一学群人文学類卒。まんが雑誌の編集者を経て、まんが原作者、批評家。神戸芸術工科大学教授。批評誌『新現実』主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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