コモンズの地球史―グローバル化時代の共有論に向けて

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  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000229067
  • NDC分類 334.7
  • Cコード C0039

内容説明

いまグローバル化した世界の各地で環境問題を軸にさまざまな紛争が起っており、それに対応できる新たなコモンズ論が求められている。本書は、地球史的視野と生態人類学の視点から、最新の知見を踏まえながら、現地でのフィールドワークの成果をもとに、世界のコモンズの事例を徹底検証する。

目次

自然はだれのものか―コモンズの地球史
第1部 コモンズ論の射程(資源とコモンズ;コモンズ論の展開;水をめぐる協治 ほか)
第2部 海洋世界のコモンズ(海はだれのものか;紛争の海―水産資源管理のポリティクス;海のなわばり論―サンゴ礁の撹乱と持続的利用 ほか)
第3部 森と川のコモンズ(森はだれのものか;水田と池―アジア・モンスーン地域の利用権;共有の森―モンスーン地域の野鶏とチョウ ほか)
グローバル化時代の共有論に向けて

著者等紹介

秋道智彌[アキミチトモヤ]
1946年京都市生。総合地球環境学研究所研究推進戦略センター長・副所長・教授。生態人類学。理学博士。京都大学理学部動物学科、東京大学大学院理学系研究科人類学修士課程修了、東京大学大学院理学系研究科人類学博士課程単位修得。国立民族学博物館民族文化研究部長、総合地球環境学研究所研究部教授、人間文化研究機構総合地球環境学研究所研究部教授、総合研究大学院大学先導科学研究科客員教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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