出版社内容情報
自由であるとはいったいどういうことなのか.私たちは社会に制約され,運命や自然に操られているだけなのか.自由をめぐる問題は難しく,そして切実だ.「社会と自由」「運命と自由」「自然と自由」を主題とする三つの講義と対話を柱に,古代の思想から現代の科学までを参照しながら,自由を生きる人間のあり方について考える.
内容説明
私たちはほんとうに自由なのだろうか。じつは運命や自然に操られているだけではないのか、自由に行為するとはどういうことなのか。この巻では、この難しい問いに挑戦します。
目次
第1講 私たちはともに自由に生きられるのか―社会と自由
第2講 人は運命に逆らえるのか―運命と自由
第3講 人間は本当に自由なのか―自然と自由
課題探究 自由とニヒリズム―ニーチェとドストエフスキーから学べるもの
著者等紹介
直江清隆[ナオエキヨタカ]
1960年生まれ。東北大学大学院文学研究科准教授
越智貢[オチミツグ]
1951年生まれ。広島大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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