出版社内容情報
進化的な起源の異なる小鳥の歌が、言語進化の謎に迫るカギとなるのかなぜか。初版刊行から7年半、性淘汰起源説に相互分節化仮説が加わった。「言語の起源は求愛の歌だった」とする進化のシナリオを、自身の研究者人生とともに描く。
内容説明
ジュウシマツの歌には「文法」がある―これが転機をもたらす大発見だった。進化的な起源の異なる小鳥の歌が、言語進化の謎に迫るカギとなるのはなぜなのか。初版刊行から7年半、性淘汰起源説に相互分節化仮説が加わった。「言語の起源は求愛の歌だった」とする進化のシナリオを、苦労と喜びと興奮が満載の研究者人生とともに描く。
目次
1 小鳥の歌とヒトの言葉
2 複雑な歌をうたうジュウシマツ
3 ティンバーゲンの理想
4 ジュウシマツの歌と四つの質問
5 四つの質問を超えて
6 住環境と歌の複雑さ―台湾での野外調査
7 氏か育ちか
8 歌は編集され学ばれる
9 さえずり言語起源論―歌文法から言語の文法へ
著者等紹介
岡ノ谷一夫[オカノヤカズオ]
1959年栃木県足利市に生まれる。1983年慶応義塾大学文学部心理学専攻卒業。1989年米国メリーランド大学心理学研究科博士課程修了、Ph.D.(生物心理学博士)取得。その後、日本学術振興会特別研究員、千葉大学文学部助教授、理化学研究所チームリーダー等を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授。科学技術振興機構岡ノ谷情動情報プロジェクト研究総括を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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