岩波新書<br> 『失われた時を求めて』への招待

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岩波新書
『失われた時を求めて』への招待

  • 吉川 一義【著】
  • 価格 ¥1,078(本体¥980)
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  • サイズ 新書判/ページ数 286p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004318842
  • NDC分類 953
  • Cコード C0298

出版社内容情報

岩波文庫版『失われた時を求めて』(全14冊)の完訳を達成したプルースト研究第一人者が作品の核心に迫る解説書。この不世出の大長編は、なにを、どのように語った作品なのか。全体の構成、特長、勘所を分かりやすく読み解く。魅惑の読書体験へといざない、全篇読破に挑戦する人には力強い羅針盤となるスリリングな一冊。

内容説明

『失われた時を求めて』(岩波文庫版、全14冊)の完訳を達成したプルースト研究の第一人者が作品の核心に迫る解説書。不世出の大長篇は、なにを、どのように語った作品なのか。全体の構成、特長、勘所を分かりやすく読み解く。魅惑の読書体験へといざない、全篇読破に挑戦する人への力強い羅針盤となる一冊。

目次

第1章 プルーストの生涯と作品
第2章 作中の「私」とプルースト―一人称小説の狙い
第3章 精神を描くプルースト―回想、印象、比喩
第4章 スワンと「私」の恋愛心理
第5章 無数の自我、記憶、時間
第6章 「私」が遍歴する社交界
第7章 「私」とドレフュス事件および第一次大戦
第8章 「私」とユダヤ・同性愛
第9章 サドマゾヒズムから文学創造へ
第10章 「私」の文学創造への道

著者等紹介

吉川一義[ヨシカワカズヨシ]
1948年、大阪市生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。パリ・ソルボンヌ大学博士。京都大学名誉教授。著書にProust et l’art pictural(Champion、バルベック=カブール・プルースト文学サークル文学賞、日本学士院賞・恩賜賞)、訳書にプルースト『失われた時を求めて』(岩波文庫、日仏翻訳文学賞特別賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

101
集英社文庫版で読んだのは10年以上前だが、岩波版訳者がプルーストの思想や美学にまで懇切丁寧に分け入ってくれたおかげで、おぼろげだった記憶がよみがえってくる。紅茶とマドレーヌの情景からスワンのオデットへの恋情、アルベルチーヌとの不器用な恋とドレフュス事件やサドマゾヒズムとの関わりなど、あの部分にはこんな視点や思いが込められていたのかと思い当たるのもしばしばだ。主人公の恋愛模様や社交界の変遷を通じて達した「真の解明された人生こそ本当の文学である」の境地こそ、あらゆる文学が目指すべき極点だと納得させられるのだ。2022/01/03

KAZOO

90
「失われた時を求めて」の岩波文庫版を訳された方のこの本の読むための様々な情報を集集めてくれた本です。自慢ではないのですが私も若い頃に新潮社版、集英社版にチャレンジして2回とも途中でダウンしました。この本だけを読んでもあまり効果はないと思うのですがこれを一読して、本論を読みながらこの本を参照するのがいいのでしょう。ということで岩波文庫版を読もうと思うのですが、光文社の古典新訳文庫も評判が高そうなので迷っています。2022/09/11

やいっち

85
「無二の大長編は、なにを、どのように語っているのか。全訳を達成した第一人者によるスリリングな解説書」というもの。吉川氏による『失われた時を求めて』をリアルタイムで数年かけて全編を読んだ。訳者に敬意を表し、本書を手にした。得られる知見は多々あったが、読んだ時の楽しさを思い返していた。いつか再読することがあるだろうか。2021/07/21

へくとぱすかる

80
有名なのに長大すぎて、実際に読破した人はどのくらいいるのだろう。未読だが、せめてその概略だけでも知っておきたいと思った。プルーストという作家は、さすがに長く書いただけではなく、文章にも工夫をこらし、構成もテーマも変えながら、巨編を書いた。しかもその方法に自覚的であり、近代人として一貫した冷静さで執筆していたようだ。冒頭の部分には、理解に苦しむようなことが書いてあるというが、それが最後の部分の、いわば伏線になっているというから、見事であり、読書欲をそそられる。独立して読めるという冒頭部だけでも読みたい。2021/07/29

燃えつきた棒

44
突然、読書のモチベーションが雲散霧消してしまった。 それを救ってくれたのが、「文學界10月号」に掲載されていた吉川先生の「見出された『失われた時を求めて』初稿」だった。 最初、ちくま文庫の井上究一郎訳を読んでいた僕は、第5巻で頓挫してしまっていた。 その時出会ったのが、立教大学の公開セミナー「新訳でプルーストを読破する」であり、吉川先生の訳だった。 お陰様で、僕もなんとかプルーストを読破することができた。 僕は、まさに吉川先生によってプルーストに招き入れられたのだ。2021/09/30

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