朝日選書<br> 西洋の書物工房―ロゼッタ・ストーンからモロッコ革の本まで

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朝日選書
西洋の書物工房―ロゼッタ・ストーンからモロッコ革の本まで

  • 貴田 庄【著】
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  • 朝日新聞出版(2014/02発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 243,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022630148
  • NDC分類 022
  • Cコード C0370

出版社内容情報

【芸術/芸術総記】二千年にわたる本の起源と変遷を、製本と装丁の本場、パリで学んだ著者がたどる。抄紙と製本、花切れ、天金や小口の装飾の歴史。ウィリアム・モリスのケルムスコット・プレスやモロッコ革の本など、美しい革装本の写真も多数紹介。愛書家垂涎の一冊。

内容説明

私たちは、いま手にしている書物の、「物」としての素材や形態の変化について、どれだけ知っているだろうか。パピルスから蝋板、羊皮紙から抄紙への歴史。巻子本からコデックス、革装本へと進化した製本術。花切れ、天金や小口の装飾、見返しなど、本を成立させる各部の起源と変遷を、製本と装丁の本場、パリで学んだ著者が辿る。ウィリアム・モリスの理想の書物、究極の本「モロッコ革の本」の歴史、フランスの名だたる製本職人たちの作品や、工芸品とも言える美しい革装本の写真も多数紹介。西洋の書物史のすべてがわかる、愛書家垂涎の一冊。

目次

第1章 書物の考古学
第2章 西洋の紙「羊皮紙」
第3章 本の誕生と製本術
第4章 ケルムスコット・プレス
第5章 モロッコ革を求めて
第6章 フランスの革装本
第7章 天金と小口装飾
第8章 花切れ
第9章 マーブル紙と見返し

著者等紹介

貴田庄[キダショウ]
1947年、青森県弘前市生まれ。著述家(専門は書物史、映画、美術、文学)。早稲田大学大学院修士課程修了、芸術学専攻。1977‐1981年パリ留学。装飾美術書物中央校装丁科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨクト

21
本の始まり、そして革の本や模様、綴じ方等を取り上げた本。日本ではあまり見かける機会の少ない革の本にかなり憧れますが、はてさていったいその中身は本にする?と問われたら迷いすぎて夜も眠れねぇや。物としての本、電子書籍ではカバーできない本の一面がここにはある。2014/05/16

鳩羽

18
本の歴史を紐解くとき、ロゼッタストーンやパピルスといった物体の特性を無視しては語れない。それぞれの短所が改良されて、今の紙の本の形になったのがよく分かる。けれど、本の歴史というよりは細かい装丁の本といった感じで、花切れや小口だけで一章を割いているのがすごい。手間暇かけて装丁を施された本という存在は、中身にも価値があると信じられていたことの証でもあるだろう。そういう価値の見方を取り戻してみるのも、いいかもしれない。2016/04/26

Koning

17
物としての、工芸品としての、書籍の解説。クレイタブレットやパピルスから歴史を語るとこもあるけれど、やはり中世以降の洋書の構造的な解説というか、製本のあれこれ。流石にフランス装を自前で革装丁とかお金がなくて無理なんだけど、昔は親戚にも岩波文庫なんかですらこれと思った本はきっちり製本しちゃう人がいたもんです。骨董市なんかに来る業者なんかでもこの辺の知識の欠如してる人たちばかりなので(そもそも本をバラすしね、連中)そういう意味ではこうした文化が更にごく一部の金持ちの道楽になっちゃうんだろなとも。2014/03/14

ふろんた

16
西洋の装丁技術やら、モロッコ革についてちょっとだけ賢くなりました。2016/03/07

itokake

13
本そのものについて、知らない世界を見せてもらった。ロゼッタストーンから始まる歴史が興味深い。先日、『羊皮紙の世界』を読んでいたので、さらに理解が深まった。モロッコ革で装丁された本が美しいというが、どこで見る機会があるんだろう。17世紀に突如現れた謎の製本家、ル・ガスコン。彼の装丁は抜群に美しい。おじさんの横顔が模様に紛れ込んでいる。芸術家としての署名なんだろう。その遊び心がいい。フランスでは少し前まで文学書を中心として多くの本が仮綴じで売られていた。購入した人が自分の好む書物に仕上げる。なんか素敵。2024/04/24

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