出版社内容情報
重度の自閉症者ながら文字盤やパソコンを使って言葉を発し続けてきた東田直樹。「自閉症」への思い、会話ができないからこそ見えた様々な気づき。作家という道に至るまでの「七転び八起き」の歩みが詰まった一冊!
内容説明
障害者だけでなく、人は誰でもどこかに不自由を抱えている―。会話ができないからこそ気づけた、何気ないようで大切な、たくさんのこと。
目次
孤軍奮闘(どこから来たのだろう;僕の自由 ほか)
十人十色(地味な人と派手な人;友達がいないこと ほか)
一喜一憂(季節が変わるとき;顔のしわ ほか)
四苦八苦(写真と笑い;脳の混乱 ほか)
時々刻々(新学期;時間に縛られる ほか)
創意工夫(おかずを取り分ける;切ったり貼ったり ほか)
暗中模索(冷たいお風呂;やめられないこだわり ほか)
無我夢中(僕の思考;絵本 ほか)
意思表示(わかってくれる人だけわかればいいということ;本当に話したい言葉 ほか)
人生行路(僕が話せなかった頃;失敗体験を積み重ねない ほか)
一家団欒(苦しみ;お母さんは太っ腹 ほか)
著者等紹介
東田直樹[ヒガシダナオキ]
1992年8月生まれ。千葉県出身。会話のできない重度の自閉症でありながら、パソコンおよび文字盤ポインティングにより、援助なしでのコミュニケーションが可能。小学6年生から中学3年生まで特別支援学校で学んだ後、2011年3月アットマーク国際高等学校(通信制)卒業。第4回・第5回「グリム童話賞」中学生以下の部大賞受賞をはじめ、受賞歴多数。13歳のときに執筆した『自閉症の僕が跳びはねる理由』(エスコアール)で、理解されにくかった自閉症者の内面を平易な言葉で伝え、注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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美登利
帽子を編みます
えりこんぐ
純子
なるみ(旧Narumi)