出版社内容情報
有川浩が「コロボックル」シリーズの画家・村上勉とともに届ける、はじめての絵本。心やさしい青年とかぎしっぽの猫は最後の旅にでる当代きってのストリーテラー・有川浩が、「コロボックル」シリーズの画家・村上勉の絵とともに届ける、初めての絵本。心優しい青年とかぎしっぽの猫は、二人で最後の旅に出る。家族で楽しみ、語り継ぎたい物語を、112ページの上製本(ハードカバー)に閉じ込めました。総ふりがな付き、読み聞かせにも!
有川 浩[アリカワ ヒロ]
著・文・その他
村上 勉[ムラカミ ツトム]
著・文・その他
内容説明
永遠の絆の物語を村上勉の絵にのせて。
著者等紹介
有川浩[アリカワヒロ]
高知県生まれ。2004年、第一〇回電撃ゲーム小説大賞“大賞”を『塩の街』で受賞しデビュー。自ら結成した演劇ユニット“スカイロケット”の舞台化を手がけるなど、活躍の幅を拡げている
村上勉[ムラカミツトム]
1943年、兵庫県生まれ。1965年『だれも知らない小さな国』(佐藤さとる作・講談社)の挿絵でデビュー。以来、挿絵、絵本、装幀など、出版美術界と深く関わってきた。主な作品に『おばあさんのひこうき』(小学館絵画賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あっか
79
大好きな旅猫リポートに絵本版があるなんて知りませんでした!原作でもボロ泣きしましたが、こんな優しい絵本、泣かないわけない…(;ω;)小学生中学年くらいがちょうど読みやすそうなボリュームです。また原作を読み返したくなりました。2019/10/30
p.ntsk
66
『旅猫リポート』の絵本版。村上勉さんのイラストがふんだんに盛り込まれています。絵本というより簡易版の小説という感じでした。小説を読んだ時の感動が蘇って再読したくなりました。[共読反映の為登録] 2019/08/09
ゆみねこ
66
ナナとサトルに絵本で再会。やはり泣いてしまいました。2016/03/17
めぐ
45
全てナナの口調で統一されているから、いろいろな友達の人生をさっぱりと表現しているのが良かった。読んでいて気持ちの良いリズムがあった。みんな、いろいろあったけれど、まあまあ幸せに暮らしているんだって確認してから、最後にふたりはおばさんのところに落ち着いたのね。出来ればナナはおばさんと寄り添って生きていって欲しいなぁ。その方があたたかいから。2016/02/22
yuyu
36
「旅猫リポート」の絵本版。サトルとナナの素敵な関係にまたまた涙、涙。村上勉さんの絵が物語を引き立てています。読んだ後、とても優しい気持ちになれる一冊です。2016/03/01