講談社学術文庫<br> しぐさの日本文化

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講談社学術文庫
しぐさの日本文化

  • 多田 道太郎【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062922197
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

日常の出来事や風俗から日本文化をとらえる評論で知られる著者の代表的な随筆集。日本的なしぐさの数々から深い意味を洞察する。日常の出来事や風俗から日本文化をとらえる評論で知られる著者の真骨頂ともいえるエッセイ集。「ものまね」の芸に惹かれる心性、「しゃがむ」姿勢と文明との関係、指などによる身振り語ともいえるような身体化されたかたちや動作など、日本的なしぐさ、ことに「低さ」に通じるしぐさの数々から、深い意味を洞察する。(講談社学術文庫)

ものまね I
ものまね II
ものまね III
頑張る
あいづち
へだたり
低姿勢
寝ころぶ
握手
触れる
にらめっこ
はにかみ
笑い
微笑
作法 I
作法 II
いけばな
つながり
かたち
坐る I
坐る II
しゃがむ I
しゃがむ II
なじむ
七癖 I
七癖 II
腕・手・指
指切り
すり足 I
すり足 II
すり足 III
あてぶり
見たて I
見たて II
直立不動
表情
咳払い I
咳払い II
くしゃみ
あくび
泣く I
泣く II
むすぶ
解説対談 純粋溶解動物──加藤典洋と


多田 道太郎[タダ ミチタロウ]
著・文・その他

内容説明

ふとしたしぐさ、身振り、姿勢―これらは個人の心理の内奥をのぞかせるものであると同時に、一つの社会に共有され、伝承される、文化でもある。身体に深くしみついた、人間関係をととのえるための精神・身体的表現といえる。あいづち、しゃがむ、といった、日本人の日常のしぐさをとりあげ、その文化的な意味をさぐる「しぐさ研究」の先駆的著作。

目次

ものまね
頑張る
あいづち
へだたり
低姿勢
寝ころぶ
握手
触れる
にらめっこ
はにかみ〔ほか〕

著者等紹介

多田道太郎[タダミチタロウ]
1924(大正13)年京都生まれ。フランス文学者、評論家。京都大学文学部卒。京都大学名誉教授。明治学院大学、武庫川女子大学などでも教鞭をとった。ルソーやボードレールの研究のほか、日常の出来事や風俗から日本文化をとらえる評論で知られる。1999年『変身放火論』で伊藤整文学賞。2007年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

72
【あなたと同じ日に生まれた著名人の本 12月2日】というわけで、誕生日にこの本をいただいたわけだが、これが実に面白かった!実は以前手に取ったとき、なんだか堅苦しそう…と敬遠したのだが、日本人の何気ない癖や動きを、文化人類学的に、それでいて軽妙に解説している。項目も5ページずつくらいで読みやすいなあと思ったら、日経新聞に連載していたものとのこと。なにより驚きが、その連載が40年前のものなのに、ちっとも古さを感じさせないところ。なかなか珍しい、優れた普遍的学術エッセイである。2015/12/04

seri

53
日本文化の奥深さに常々惹かれて過ごしてますが、しぐさに基点を置いて徒然と語られていくとまた違った側面が見えてきて面白い。日本人が思う日本らしさというのは、きっと「よく抑制された(けれどそこに抑制されたものが想像できる)文化」なんだろうな、と。日本文化には必ず表と裏がある。表は抑制された面。その先にある裏。裏を思う文化が奥行きをつくる。その奥行きがあるからこそ、こんなにも魅力的な文化にうつるんだろうと一日本人の端くれとして考えます。反閇の話が出てきたのも嬉しい。ふとしたしぐさに歴史や伝統が滲むって素敵です。2016/02/04

ベルるるる

12
「少し年をとると、父親とよく似たしぐさや表情をして驚く」著者は、人はいわば育ちをのがれられないと書く。同じように、一国の文化も育ちに似た無意識の部分を持つ。子供が母親のしぐさをまねて成長するように、ある文化は、それを担う人々が互いに互いを真似て成り立つ。そしてこれは無意識の部分が多いので、よけいに変わりにくく、恒常的。…確かに、日本人には共通のしぐさがあるし、私も、年をとってきてから、母の言動に似ててギョッとする事がある。2015/12/27

ポテンヒット

10
著者の考察はハッとすることが多く、考えさせられた。「頑張る」は元々自分が頑張るという個人主義のものだったが、戦後、お互い頑張ろうという同調的個人主義になった。社会集団の雰囲気に同調して自らのエネルギーを出す、そしてその事を良しとする集団的無意識へと発展した。最近はこの圧力に疲れる時があるので、著者の京都の仲間内の挨拶のように「シンドイですな」「うむ、シンドイ」と伝え合えると楽かな。他にも、「かたち」の語源と、江戸時代は型を作ってきた時代であり、明治以降はそれが崩れていくという話などが面白かった。2022/11/26

yo

5
日本人のしぐさから日本独自の感覚や考えをあぶり出そうとするエッセイ。泣くこと、身振りの少ないことと抑制の関係なんかは非常に面白かった。足による感情表現が手や指なんかに比べると極端に少ないことを、歩き方の西洋化による混乱と捉えるのはほんまかいねって思いましたね。やっぱり足には進退、あるいは何かへの攻撃みたいな意味しか籠もらないんじゃないかなぁ。恋闕の情なんかを表現しうるしぐさはやっぱ手や指じゃないかと思う。2015/11/17

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