出版社内容情報
ゼンは元気のいい小学三年生の男の子。気になったら誰にでも「どーした」と声をかける。ある朝、ゼンは青黒い顔をした、同じ学年の少年ミツに出会うが…。名コンビが贈る現代へのメッセージ絵本。
内容説明
小学三年生のゼン。「どーした」が口ぐせの、元気のいい少年だ。ゴキブリをこわがるママにもどーした、休日にテレビばかり見ているパパにもどーした、不満顔のおねえちゃんにもどーした。ふうせんを手ばなしてしまった女の子、ベンチで泣いている若い女の人、暗い顔で橋の上にたたずむ男の人…知らない人にだって、どーした、と平気で声をかける。ある朝、学校へ向かう途中の公園で、ゼンは同じ年ごろの少年に出会う。少年の顔色がへんに見えて…もちろん、ゼンはきく。「どーした」と。いつだって、どこだって、子供は未来。今、届けたい大切な物語。
著者等紹介
天童荒太[テンドウアラタ]
1960年愛媛県生まれ。86年『白の家族』で野性時代新人文学賞受賞、93年『孤独の歌声』が日本推理サスペンス大賞優秀作。96年『家族狩り』で山本周五郎賞受賞、2000年『永遠の仔』で日本推理作家協会賞受賞、09年『悼む人』で直木賞、愛媛県文化・スポーツ賞、13年『歓喜の仔』で毎日出版文化賞受賞
荒井良二[アライリョウジ]
1956年山形県生まれ。2005年スウェーデンの児童少年文学賞であるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞、06年『ルフランルフラン』で日本絵本賞受賞、07年『たいようオルガン』でJBBY賞受賞、12年『あさになったのでまどをあけますよ』で産経児童出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hideto-S@仮想書店 月舟書房
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