コンゴ・ジャーニー〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 383p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105058517
  • NDC分類 294.474
  • Cコード C0098

出版社内容情報

コンゴの密林に幻の恐竜を探して――。カズオ・イシグロ絶賛の桁外れの探検記!
コンゴ川上流の湖に恐竜が棲息しているというピグミーの言い伝えに誘われて、英国人旅行記作家が全財産をなげうつ旅に出た。アメリカ人動物行動学者とコンゴ人生物学者を道連れに、賄賂を毟られても、下痢や呪術で死ぬ目にあっても、奥地へ、奥地へ――。カズオ・イシグロをして「とんでもない傑作」と言わしめた大旅行記!

内容説明

赤道直下、コンゴ奥地の湖に、幻の恐竜モケレ・ムベンベを探して。ピグミーの言い伝えに誘われて、英国人旅行記作家が全財産をなげうつ旅に出た。とんでもなく面白いアフリカ探検記。

目次

第1部 川をさかのぼる(ブラザビルの女占い師;テレ湖の恐竜モケレ・ムベンベ;サルたちの孤児院;科学研究省人民委員会の面接 ほか)
第2部 サマレの謎(ピグミーに会いたい;インプフォンドの修道士;モタバ川の奥へ;不穏な村マンフエテ ほか)

著者等紹介

オハンロン,レドモンド[オハンロン,レドモンド][O’Hanlon,Redmond]
1947年英国生まれ。オックスフォード大学文学部卒業。「タイムズ文芸付録」の編集記者を経て英国を代表する旅行記作家に。84年『ボルネオの奥地へ』(めるくまーる)でデビュー。『コンゴ・ジャーニー』は、カズオ・イシグロをして「とんでもない傑作」と言わしめた桁外れの探検記。書斎には、4歳のとき空から降ってきたツグミの卵の殻から、二十代で自殺した親友の足の指までが大切に収蔵されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みき

28
怪作。高野秀行とか丸山ゴンザレスが好きな人は必ず好きになると思う。アメリカ人の変な学者がモケーレムベンベを探しにゴンゴを旅する、このプロットだけで面白い。同行者の現地の方がアメリカ的な考え方とゴンゴ的な考え方の間で揺れ動くのも良い。こういった冒険譚は憧れますね。2022/02/21

ごま

25
コンゴって強烈・・。 いきなり死の予言から始まるイギリス人の著者とアメリカ人の友人のコンゴ探検記。実話なのがすごいですね。「幻の恐竜モケレ・ムベンベ」って、一体何?!なんでいきなり、その恐竜に取り憑かれたように恋い焦がれているのか全く不明なまま、どんどんコンゴ奥地に旅して行くレドモンド。友人のラリーさん、付き合い良すぎ!1万CFAフランという単位がさっぱりわからず読んでいましたがだいたい2000円くらい?ところどころに出てくる虫の描写が恐ろしかったです。あー、アリ怖っ!!2013/07/13

ntahima

23
【市図書8】テレ湖探検を扱った本を読むのは3冊目。高野秀行氏の処女作『幻獣ムベンベを追え!』は良くも悪くも青春の煌めきと無謀さが魅力だったのに対し、オックスフォード出身の米英中年二人組のコンゴ旅行記はより思索的。探検部の活動として飽くまでも未知動物探しに拘った『ムベンベ』に比べて行動はより自由。教養豊だが決して上品とは言えない二人のやり取りと著者の回想・独白の流れに乗れるかがこの本を楽しめるかの分水嶺。立身出世の人であり西洋的教養とアフリカ世界の狭間に悠然と立つアニャーニャ博士の存在感が二人を遥かに凌ぐ。2015/08/07

エリク

16
8/25~8/31 下巻にまとめてあります。2019/08/28

ふくろう

12
下手なフィクションが裸足で逃げ出す、アフリカン・マジック全開のノンフィクション。いや、フィクションとかノンフィクションとか、差をつけることすら無駄かもしれない。西欧は世界を科学と理性で語る。アフリカでは、呪いと精霊が世界の原理となる。夜になれば、人は動物の姿になって狩りをして、呪い師は飛行機の模型でパリに飛んでいく。「嘘だあ」なんて、だんだん言えなくなっていくんだから、本当。2009/10/11

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