新潮新書<br> エコ論争の真贋

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エコ論争の真贋

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106104060
  • NDC分類 519
  • Cコード C0240

内容説明

エコを巡る論争は百家争鳴です。「温暖化は人間のせいではない」「そもそも地球は温暖化していない」という懐疑論は後を絶ちません。「リサイクルなど無意味」「レジ袋はどんどん使い捨てろ」など、エコ活動を嘲笑する論調も目立ちます。生物多様性の問題でも、先進国と発展途上国の言い分は相容れぬまま…。現在進行形の様々な論争を、科学者のフェアな視点から紹介・解説。

目次

1 レジ袋はどんどん使い捨てるべきか―ゴミとリサイクルについて考える(家庭ゴミは減っていない?;処分場はあと20年で満杯;どこまで分別すればいいか ほか)
2 温暖化は本当に人間のせいなのか―地球温暖化について考える(IPCCとは何者か;後を絶たない懐疑論;懐疑論者を喜ばせた“事件” ほか)
3 なぜ生物を守らなければならないのか―生物多様性について考える(ふたつの顔をもつ条約;外国の法律を国内でも適用;先進国のメリット ほか)

著者等紹介

藤倉良[フジクラリョウ]
1955(昭和30)年、三重県生まれ。東京大学理学部卒。理学博士(オーストリア国立インスブルック大学)。環境庁技官、九州大学助教授、立命館大学教授などを経て、法政大学人間環境学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

10
レジ袋から、マイバッグへ。評者はコンビニのレジ袋は、ゴミ袋にしている。だから、マイバッグにしないといけない。家庭ごみの分別は正しいのがわかる(14頁)。無駄な努力ではない。それに比べて、コンビニへ無料でゴミ捨てする消費者は評者を含めている。一応、客として捨てる権利もあるのだが。店内にゴミ箱を置くようにしたのは、ローソンが初めだったか。他も追随している。店内なら不届き者を排除できるとの発想だろう。処理されないレジ袋は動物にも悪影響(61頁)。消費者主権という言葉もあるが、人間も生物圏の一員として恥を払拭へ。2013/06/21

がっち

7
かなり個人的にはおもしろかった。エコってなんでしなきゃならないの?と疑問をもつ人は多数いるにちがいない。それに反対意見として、エコなんてしても意味がないとか、地球温暖化なんておこっていないとかいう話もある。だが、この本では、説得力がある説明でエコをかたっている。是非読んでほしい本である。A2011/08/12

calaf

3
リサイクル、地球温暖化、生物多様性というエイコロジーに関連するテーマに関して最新の科学的視点から解説を加えた本。科学というものはその性質上、絶対100%という結論は出せない。しかもその上、特に生物多様性に関しては分からない事だらけという状況であるらしい...これから、どういう考えに基づいて生活をしていくべきか、非常に難しい問題です。2013/01/21

mikky32

3
冷静に書かれていて信用できる感じ。2011/05/15

おやつ

3
生物多様性が国際政治色の強いものだと知ってけっこうショックです。政治色というより経済色?2011/02/27

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