中公新書<br> スペイン・ロマネスクへの旅―カラー版

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中公新書
スペイン・ロマネスクへの旅―カラー版

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121021021
  • NDC分類 523.36
  • Cコード C1222

内容説明

イベリア半島では、レコンキスタの進展に伴い次々と教会や修道院が建てられれた。中世最大の巡礼地サンティヤゴをめざす街道が作られたことも、ヨーロッパ各地の職人や様式の粋が流れ込むのを後押しした。西ゴート、アストゥリアス、モサラベといった魅力的なプレロマネスクの影響も受けながら、11~12世紀、半島独自のロマネスク芸術が花開いていく。複雑で陰影に富んだスペイン・ロマネスクの美を余すところなく紹介する。

目次

カタルーニャ地方
アラゴン地方
ナバラ地方
カスティーリャ・イ・レオン地方
アストゥリアス地方
ガリシア地方

著者等紹介

池田健二[イケダケンジ]
1953年広島県尾道市生まれ。美術史家。上智大学文学部史学科卒。同大学大学院博士課程修了。専攻はフランス中世史、中世美術史。25年以上にわたり、ヨーロッパ全地域のロマネスク教会を詳細に調査する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nat

37
バルセロナというと、サグラダファミリアとガウディの街というイメージだった。しかし、カタルーニャ美術館のロマネスク絵画を見て、新たな一面を知った。巡礼地サンティヤゴを目指す街道を中心にスペイン・ロマネスクの旅を楽しんだ。(脳内で!)2021/03/25

中島直人

10
(図書館)写真が多く、特徴的なスペインロマネスク様式の教会をたくさんみることが出来る。多少、著者の観点がマニアック過ぎる?気もしたが、面白く読めました。2018/12/08

みそさざえ

8
実際に場所を訪ねながらガイドブックとして読むと説明がよくわかる。2019/03/17

tsubomi

8
2016.07.11-07.25:カタルーニャからガリシアまで北スペインのロマネスクとプレロマネスク様式の教会や修道院をカラー写真で紹介。サンティアゴ巡礼路の田舎町に予想外に大きな教会があったり、カタルーニャ美術館に展示されている数々の原書的で素朴なマリア像や壁画を見たりした経験から、この地方の中世以前の文化に興味を抱くようになった私ですが、この本では各施設の特徴と注文した王侯貴族の他に、外装や内装を担当した建築家や彫刻家や画家までも解説されていて読み応えがあります。巻末に用語集と年表がついているのも◎。2016/07/25

ラウリスタ~

8
大量のカラー写真と共に、およそ1000年前、レコンキスタ真っ只中のスペイン爛熟を極めたロマネスク建築による教会を巡る。後の時代の荘厳で凝りに凝った教会とは対照的に、素朴で技術の粋を結集して作られ、アラブ要素がふんだんに織り込まれ、時にはとんでもなく面白い壁画で飾られたロマネスクの教会はまさに異次元。文明の衝突によって生じた摩訶不思議な建築と壁画、彫刻に酔いしれるでしょう。スペインってやっぱりすごいです。2012/05/08

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