出版社内容情報
同じ年に生まれ、同じバンドで競いあった巨星の出会いと別れ、交錯する生涯。彼らなくして、現代ジャズはなし。ファン待望の力作評伝。
内容説明
二人なくして、現代ジャズなし―。同じ年に生まれ、同じバンドで競いあった両雄の出会いと別れ、交錯する生涯。巨星の軌跡と光芒を克明に追う待望の力作評伝。不世出の革命児は、こうして創られた。
目次
マイルス・デューイ・デイヴィス3世
ジョン・ウイリアム・コルトレーン
マイルス、ニューヨーク1944‐1954
マイルスとコルトレーンの出会い
ニュー・マイルス・デイヴィス・クインテット
怒れる若きテナー
セロニアス・モンクの影
アルバム紹介1958‐1960
ブラック・ヒーローの誕生
コルトレーンの転機
アルバム紹介1961‐1964
ニュー・ウェイヴ・イン・ジャズ
二人のプリンス・オブ・ダークネス
アルバム紹介1965‐1967
1967年7月17日
著者等紹介
中山康樹[ナカヤマヤスキ]
1952年、大阪府生まれ。音楽評論家。元「スイングジャーナル」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fseigojp
15
コルトレーンは修道僧 マイルスは司祭 2015/08/18
叛逆のくりぃむ
5
マイルス・デイヴィスとジョン・コルトレーンが同い年といふことに衝撃を受けた…。表題の意味を漸く理解した。2014/11/08
monochrome
3
マイルスのジャケットに対する主張は初めて気がつきました。パーカーもマイルスもコルトレーンも基本姿勢は一緒なんです。帯に「マイルス、コルトレーンを殴る」とありますが殴るだけの価値をコルトレーンに感じていたんでしょう。はたして現代のジャズミュージシャンに殴る価値がある人がいるのだろうか?音楽的ではなくて、むかついて殴りたい人はいるけどね。でもまあ無理です。2010/11/28
hr
2
コルトレーンをほとんど聴いたことがない。「カインド・オブ・ブルー」くらいかと。本書を読んで、マイルスとの共演盤だけでも聴き回りたくなった。終盤で出てきたコルトレーン、マイルス、ギル・エヴァンスの動画を発見! 楽しんで見ています。2014/08/22
きよ
2
同じバンドで一時期過ごし、その後、ジャズの歴史を変えたといわれる巨人にまでなった、同じ年に生まれたジャズを変えた帝王Miles Davisと怒れるテナー John Coltraneのお話。Thelonious Monkも出てくるところが個人的にはお気に入り。とはいえジャズ史上最高傑作と言われる”Kind Of Blue”の良さがいまだに分からないボクです。ディスコグラフもついており、手元に置いておきたい本です。文章はいわゆる音楽評論家的。2010/05/15