出版社内容情報
数学最大の難問として有名なリーマン予想。おおもとには、ギリシャ時代からの素数の研究があります。本書は素数とは何か、リーマン予想とどうつながってくるのか、自然数全体の積、素数全体の積などもとりあげながらリーマン予想の最新事情や今後の展望を丁寧に解説します。解法のキーになる黒川先生の絶対数学についても取り上げます。
数学への招待として、未解決問題として有名なリーマン予想を一からわかるように解説します。
目次
序章 オイラーとリーマン
第1章 素数の歴史―ピタゴラスからオイラーまで
第2章 素数とリーマン予想の関係
第3章 オイラー積ふたたび
第4章 オイラー積を発見したラマヌジャン
第5章 コルンブルムとセルバーグ
第6章 深リーマン予想
第7章 リーマン予想の解読へ
第8章 絶対数学の進展
付録 数論の有名な予想のいくつか
著者等紹介
黒川信重[クロカワノブシゲ]
誕生:1952年栃木県。学歴:1975年東京工業大学理学部数学科卒業。現在:東京工業大学名誉教授。専門は数論、特に絶対数学、多重三角関数論、ゼータ関数論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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