出版社内容情報
自分がわかる
他人がわかる
恋愛、結婚、仕事、子育て・・・・・
うまくいっている人には
ワケがある
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積極的な行動を支え、人生の糧となる
<自己評価>のメカニズムを
精神科医がやさしく解説
<読む認知療法>
「自己診断表」付き
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自分が自分のことをどう思っているのか
どんな自己評価を抱いているのかを知ることは決して無駄なことではない。
むしろ、実りのある人生を送るためには必要なこと・・・
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<自己評価>が低いと・・・・
□やる前からダメだと思って、なかなか行動に移すことができない。
□成功しても、自分の力だとは思えず、かえって不安になる。
□失敗すると、その行動だけでなく、自分自身に厳しい非難を向けてしまう。
□まわりに合わせようとするあまり、<自分>というものをもてない。
□自分に対して明確なイメージが持てず、長所をアピールできない。
□自分が望んでいないことも、一度決まったことは変える勇気が出ないまま続けてしまう。
□褒め言葉よりも批判の言葉を信用してしまう。・・・・
(ただし、自己評価が低いことの利点もある 第3章参照)
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この本をどんな人に読んでもらいたいかと訊かれたら、
「すべての人に」
と答えたい。
たとえば、学校の成績や友人関係に悩む高校生、女性に声をかけられない男性、
恋愛はするけれど、なかなかうまく関係が続かない女性、
子育てに悩むお母さん、お父さん、
自分の能力を伸ばしたいサラリーマン、キャリアウーマン、
家庭に閉じ込められていることに不満を持っている女性、
老年を迎えて第二の人生を歩もうとしている人、
あるいは入学試験や就職に失敗した人、
解雇通知を受けた人、
これから結婚する人、離婚した人、
美人や美男に生まれついた人、そうではないことにコンプレックスを持っている人・・・・・・。
まだまだ数えあげればきりがない。
要するに、老若男女すべての人に・・・・・。 訳者あとがき
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第1部 あなたは自分をどう評価していますか
自己診断してみてください
第1章 自己評価の三つの柱
◆自分を愛する
◆自分を肯定的に見る
◆自信を持つ
◆バランスのとれた自己評価
◆自分評価はひとつなのか複数なのか
◆自分評価は栄養源
第2章 肯定的評価と否定的評価 ・・・ あなたの自己評価は高いか低いか
◆あなたのことを話してください
◆自己評価と決断
◆あなたは失敗や他人からの批判に強いか
◆あなたは成功に対してどういった反応を示すか
◆自己評価と人生への対し方
自己診断① あなたの自己評価は?
第3章 自己評価が低くても心配することはない
◆自己評価が低いことの利点
◆自己評価が高いことの不都合な点
第4章 あなたの自己評価は安定しているか
◆自己評価の四つのタイプ
自己評価のタイプを判定するにはどうすればよいか
第2部 自己評価を理解する
第5章 自己評価はどのようにしてできあがるのか ・・・ 子供への上手な接し方
◆自己評価が形成される時期
◆子供たちの間の人間関係
◆子供は何を基準にして自己評価を行なうのか
◆子供の自己評価を補強する力
◆若者の自殺と自己評価
◆先に生まれるか、あとから生まれるか
◆学校での成功
◆自己評価と親のサポート
第6章 大人の自己評価 ・・・ 恋愛、結婚、仕事と自己評価
◆恋愛と自己評価
◆結婚と自己評価
◆友人関係と自己評価
◆仕事と自己評価
◆権力と自己評価
第7章 自己評価か自己イメージか ・・・ あなたは見かけにとらわれていませんか
◆女の子はどうして自分に自信が持てないのか
◆理想的な女性のスタイル
◆男たちの自惚れ
◆美しいことは得か損か
◆ファッションと自己評価
◆美を創造する企業の責任
第8章 自己評価の理論
◆第一のアプローチ ・・・・ 成功と願望との関係
◆第二のアプローチ ・・・・ 投資理論
◆第三のアプローチ ・・・・ 鏡映的自己
◆第四のアプローチ ・・・・ 理想と現実の関係
第3部 自己評価改善法 バランスのよい自己評価のために
第9章 自己評価と心の病
◆抑うつ症(うつ病)
◆自己評価の狂奔 ・・・ 躁病と自己愛性人格障害
◆コンプレックス
◆アルコール依存症
◆心的外傷と自己評価
◆回復とは自己評価を取り戻すこと
第10章 自己評価の応急処置 ・・・ とりあえず自己評価を守る方法
◆自己評価と防衛機制
◆自己評価の低い人が用いる戦略
◆自己評価の高い人が用いる戦略
◆自己評価を守るためにあえて失敗することがあり得るか
◆日常生活のなかで自己評価を高める方法
第11章 我を愛する、ゆえに我あり ・・・ 自己評価をよくするにはどうしたらよいか
◆自己評価を変えるのは可能である
◆自己評価を改善する方法 ・・・ 九つの鍵
◆自分を変えるための戦略
◆セラピーで改善する
自己診断② ・・・ あなたは自己評価を改善したほうがいいか
内容説明
自分で自分のことをどう思っているか―すなわち自己評価は、恋愛、結婚、子育て、友人関係、仕事など、あらゆる場面で私たちの考え方や行動に大きな影響を与えている。あなたの自己評価は高いか低いか?安定しているか不安定か?それはどのように形づくられ、どのように言動に表れるのか?精神科医のコンビが、豊富な実例と図表を使いながら、そのメカニズムを平易に解説。自己評価を改善する方法も提示する。自分や他人への理解が深まると同時に、前向きに生きていく糧ともなる一冊である。
著者等紹介
アンドレ,クリストフ[Andr´e,Christophe]
精神科医。トゥールーズの大学で精神医学を学んだあと、パリのサン・タンヌ病院に勤務。社会恐怖症および集団精神療法の専門家で、企業の顧問医も務めている。また、パリやボルドーなどいくつかの大学で講座を持っている。著書に、『難しい性格の人とのつきあい方』(フランソワ・ルロールとの共著、1996年、邦訳は紀伊国屋書店より刊行予定、仮題)、『ほかの人が怖い、内気、あがり症、その他の社会恐怖症』(共著、1995年)、『認知療法』(1995年)がある
ルロール,フランソワ[Lelord,Fran〓cois]
精神科医。ネッケル病院の医長を務めたあと、カリフォルニア大学で行動療法を学ぶ。職業的なストレス予防の分野で企業の顧問医を務めている。著書に、『難しい性格の人とのつきあい方』、『ある平凡な精神科医の小話集』(1993年)、『精神病患者たちのための自由』(2000年)がある
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