H.P.ラヴクラフト―世界と人生に抗って

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H.P.ラヴクラフト―世界と人生に抗って

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336061775
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0098

出版社内容情報

『服従』『素粒子』で知られる《世界一センセーショナルな作家》、ミシェル・ウエルベックの衝撃のデビュー作、ついに邦訳!
「クトゥルフ神話」の創造者として、今日の文化に多大な影響を与え続ける怪奇作家H・P・ラヴクラフトの生涯と作品を、熱烈な偏愛を込めて語り尽くす!
モダンホラーの巨匠スティーヴン・キングによる序文「ラヴクラフトの枕」も収録。

【目次】
ラヴクラフトの枕(スティーヴン・キング)


第一部 もう一つの世界
第二部 攻撃の技術
第三部 ホロコースト
読書案内

訳者あとがき

【著者紹介】
ミシェル・ウエルベック (ミシェルウエルベック)
1958年、フランス領レユニオン生まれ。世界で最もセンセーショナルな作家の一人。国立パリ=グリニョン農業学院卒業。1991年、初の著書である『H・P・ラヴクラフト』を刊行。詩集やエッセイなどを発表する傍ら、1994年に小説第一作『闘争領域の拡大』を出版。その挑戦的な作風から、カルト的な人気を得るようになる。1998年に長編SF『素粒子』を発表し、フランス読書界を瞬く間に席巻、30ヵ国語以上に翻訳される。ついで、『ランサローテ島』、『プラットフォーム』、『ある島の可能性』と、次々に話題作を発表し、いずれもゴンクール賞にノミネートされる。2010年に『地図と領土』でゴンクール賞を受賞する。そして、2015年に刊行した近未来小説『服従』が、発売日と同日にパリで起きた「シャルリー・エブド襲撃事件」や社会情勢との関連もあり、日本を含む世界中で大ベストセラーとなった。

スティーヴン・キング (スティーヴンキング)
1947年、アメリカ合衆国メーン州ポートランド生まれ。1974年に長編『キャリー』でデビュー。現代社会の闇や他者のもたらす不条理を題材に恐怖を描いた、いわゆる「モダンホラー」ジャンルの創始者で、世界中に多くの愛読者を持つ。『IT』『スタンド・バイ・ミー』『シャイニング』『ショーシャンクの空に』をはじめ、作品は多数映画化・ドラマ化されている。

星埜守之 (ホシノモリユキ)
東京大学教授。1958年、米国ペンシルヴァニア州生まれ。東京大学大学院博士課程中退。専攻、フランス文学。著書に、『ジャン=ピエール・デュプレー――黒い太陽』(水声社)、『文化解体の想像力――シュルレアリスムと人類学的思考の近代』(人文書院、共著)、訳書に、ジャクリーヌ・シェニウー=ジャンドロン『シュルレアリスム』(人文書院、共訳)、パトリック・シャモワゾー『テキサコ(上・下)』(平凡社)、アンドレイ・マキーヌ『フランスの遺言書』(水声社、第8回日仏翻訳文学賞受賞)、アンドレ・ブルトン『魔術的芸術』(河出書房新社、共訳)、ジョナサン・リテル『慈しみの女神たち(上・下)』(集英社、共訳、第47回日本翻訳出版文化賞)などがある。

内容説明

「クトゥルフ神話」の創造者としてカルト的人気を誇るホラー作家H.P.ラヴクラフトの生涯と作品を、熱烈な偏愛を込めて語り尽くす!

目次

第1部 もう一つの世界(儀礼としての文学)
第2部 攻撃の技術(晴れやかな自殺のように物語を始めよ;臆することなく人生に大いなる否を宣告せよ;そのとき、大伽藍の偉容が見えるだろう;そしてあなたの五感、いわく言い難い錯乱のベクトルは;完全な狂気の図式を描きだすだろう;それは時間の名づけ難い構造のなかに迷い込むだろう)
第3部 ホロコースト(反伝記;ニューヨークの衝撃;人種的憎悪;わたしたちはハワード・フィリップス・ラヴクラフトから魂を生贄にするすべをいかに学ぶことができるのか;世界と人生に抗って)

著者等紹介

ウエルベック,ミシェル[ウエルベック,ミシェル] [Houellebecq,Michel]
1958年、フランス領レユニオン生まれ。世界で最もセンセーショナルな作家の一人。国立パリ=グリニョン農業学院卒業。1991年、初の著書である『H・P・ラヴクラフト』(本書)を刊行する。2010年に『地図と領土』でゴンクール賞を受賞する

星埜守之[ホシノモリユキ]
東京大学教授。1958年、米国ペンシルヴァニア州生まれ。東京大学大学院博士課程中退。専攻、フランス文学。訳書に、アンドレイ・マキーヌ『フランスの遺言書』(水声社、第8回日仏翻訳文学賞受賞)、ジョナサン・リテル『慈しみの女神たち(上・下)』(集英社、共訳、第47回日本翻訳出版文化賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

138
怪奇小説は好きでなくラブクラフトは未読。本書読後にはHPL像かウェルベックを通して出来上がった。彼の精緻で客観的だが深いHPLへの愛がある考察には感心するばかりだが、HPLへの愛は起こらない。繊細で潔癖、誠実だが不寛容で頑固、激しい妄想癖を持つHPL、苦手で避けたい人だ。ひたすら興味深いのはウェルベックの考察。彼の作品は、HPLを信奉し、それを反面教師とも、それを超えようとしたところにあるのではないか。偏執狂でセックス狂、無茶なビジネスをしようとし、他の民族に服従を強いられる主人公達はまさにそう思える2018/05/20

starbro

134
ミシェル・ウエルベック、先日の『服従』に続いて、2作目です。著者の処女作で、スティーヴン・キングが序を書いているので読みました。H・P・ラヴクラフトが怪奇幻想小説の古典であることは、知っていましたが、著作は未読のため、何時か『真ク・リトル・リトル神話大系』を読めたら良いなぁ!本日は、JR東日本のおかげ(京浜東北線長時間不通)で3作読めてしまいました(怒)2017/12/16

harass

86
まさか翻訳されるとは思ってなかった本。比較的短いので図書館で読了。ウエルベックによる、HPLへのラブレターと序文のキングは語るがまさにその通り。HPLの作風の特異性から、HPLの短い生涯について熱っぽく断言する著者に圧倒される。著者自作の作風も語っているようだ。『振り返ってみると、わたしはこの本をある種の処女小説として書いたように思える。ただひとりの主人公(H・P・ラヴクラフトその人)が出て来る小説。伝えられる事実のすべて、引用される文章のすべてが正確でなければならないという制約を与えられた小説。』2018/02/06

どんぐり

72
ウエルベックの処女作で、アメリカの怪奇幻想作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフト(1890-1937)を取り上げた評伝。ラヴクラフトは「恐怖と夢幻劇のさなかに唯物論を導入することによって、怪奇幻想物語という一つの新しいジャンルを創りだした」人物である。ウエルベックが好きでなかったら、こういう作家を知ることもなかったし、それで善し、として読み終える。2018/02/06

やいっち

64
書店で物色してて、ウエルベックの本を発見。彼の新刊かと思ったら、2017年の刊。しかも、彼が初めて出した本だった。彼の本はほとんど読んできたのに、今頃になって本書に気付くとは情けない。休みだったこともあり一気読み。2024/05/07

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