幸福論―あなたを幸せにする93のストーリー

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344978102
  • NDC分類 151.6
  • Cコード C0010

内容説明

フランスの哲学者アランが、人生、人間関係、感情、仕事などについて語った、1日1話読んで幸せになる、やさしくも力強い93の話。

目次

イライラの本当の原因を探してあげよう
体の力を抜いてイライラを追い出そう
幸せになるには意志の力が必要
悲しい気分のときは、悲しい出来事が起こる
憂うつな気分はすべて体調のせいである
悲しみの原因は心の中にあるのではない
体調が心配なときは、健康な“ふり”をする
理屈よりもラム酒のほうが役立つ
不幸せを感じるのは幸せな人だけ
不機嫌は、ほほえむだけで治る〔ほか〕

著者等紹介

アラン[アラン]
本名エミール=オーギュスト・シャルチエ。1868年生まれ、1951年没。フランスのノルマンディー地方に生まれる。高等中学校の哲学教師として教壇に立ちながら、文学や美学、教育、政治などに関する短いコラムを寄稿し続けた

田中裕子[タナカユウコ]
フランス語翻訳者、ライター。7年間のフランス滞在の後、フランス語翻訳家の高野優氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

団塊シニア

38
過去を後悔することを、未来を恐れることを辞めればいい、今のことを考える、そして自分の意志で行動する、自分で作りだした幸せは逃げないという言葉に内容の深さを感じる。2016/08/07

seacalf

12
駆け足で読まないで、じっくり少しずつ読むと、効能がありそうな本。聖職者の説法を聞いているような気分にもなるが、真意はどうあれ、自分にプラスになればOK。哲学なんだけど、幸せになるための『知恵』を優しく教えて貰ってる感じ。この世で最も美しい本と呼ばれてることも、知らなかったな。ストイックで有名なストア派の教えなんかにも触れて、好奇心も煽ってくれる。理屈をこねるより体を動かす、礼儀正しく、笑顔でなど、すぐに実践できて清々しい気持ちになれるのもいい。2016/06/13

kyon

10
やっと読みきったー。3回くらい図書館で借りました。難しい話ではないのですが、なんとなくじっくり読んでいました。哲学書とも、自己啓発本とも違う感じの読み易いストーリーでした。訳が現代風で入り易かったです。他のアランの幸福論もよんでみたいです。デカルトの『情念論』も読んでみたいです。2016/12/29

小紫

10
この本で初めてアランという「哲学教師」の著作を知りました。一つ一つの散文作品が、集中して読むのにちょうど良いくらいの長さで、また日常の諸々のことになぞらえて説明がされているので、分かりやすく、気持ちよく読めます。アドラーのあの対話形式のより好きかも(笑)。幸せになる、と自分自身の意志でもって決意し、愚痴を言わずに、まずは身体の筋肉からほぐしていくようにしたいと思います。この具体性が地に足がついているアドバイスのような気がして、借りた本ですが、手元に置いて読み返したくなりました。《図書館》2016/10/05

てつ

7
体と心は一つながりで、心が喜べば体が元気になる、体が喜べば心が元気になる。逆もまた真。心を変えることは難しいが、体を変えることは簡単である。くよくよ悩んでしまいそうなときに体を動かしたり、歌ったり、笑顔で振るまったり、体の筋肉を緩めてみたり、そんなことでメンタルのバランスはとれるのだという。幸せになるために、とりあえず事を始める、常に上機嫌でいる、人の悪いところを見ないで長所を探す、愚痴をこぼさない。 悲観主義は気分、楽観主義は意思の力で形成され、幸せは意思によって達成しうる。数年後再読しよう。 2016/04/13

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