出版社内容情報
〈国際資本移動〉のメカニズム分析を通じ「ドル暴落説」をラディカルに問い直す、グローバル時代の新キャピタル・フロー論。
内容説明
21世紀に入ってからの数年間に強まった未曽有の対米資本移動の潮流は、畏敬、当惑、憤り、極度の懸念など、さまざまな反応を引き起こした。国際的な投資家、通貨外交の担当者、国際官僚、経済評論家などが抱いたこのような反応を理解するためには、“何がグローバルな資本移動を牽引しているのか”、というテーマを深く探求することが必要だ。グローバル経済の新動向を国際資本移動の視点からよみとく最前線の理論とシナリオ。
目次
第1章 加速する国際資本移動
第2章 ブラック・マネーという死角
第3章 資本移動の誘因
第4章 ショートは防げるか
第5章 アメリカ経常赤字の持続可能性
第6章 通貨外交の実態
第7章 ユーロをめぐるゲーム
第8章 為替相場とドルの未来
著者等紹介
ブラウン,ブレンダン[ブラウン,ブレンダン][Brown,Brendan]
1951年生まれ。外資系大手証券会社を経て、現在は三菱UFJ証券インターナショナル経済調査部ディレクター。シカゴ大学経営学修士およびロンドン大学経済学博士。グローバルな資本移動と為替相場の分析が専門のエコノミスト
田村勝省[タムラカツヨシ]
1949年生まれ。東京外国語大学英米語学科、東京都立大学経済学部卒業。東京銀行を経て、関東学園大学経済学部教授、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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