内容説明
多面的な「交通問題」の中から20名の研究者が注目すべき問題をテーマとして設定し、各自の立場から考察と分析を加えた。さまざまな「交通問題」の実態を映し出す「写像」として、さらに交通問題の解決を方向づけ、解決に導く「道標」として、そのための専門知識の一端を提供するものである。
目次
第1部 交通の枠組みと交通問題(交通の枠組みと交通問題の所在位置;交通問題へのアプローチ;整備新幹線の整備手法と交通事業における公民連携の推進 ほか)
第2部 交通インフラ(人口減少時代の道路容量管理;大都市圏高速道路の料金政策―首都圏三環状をケースとして;日本における交通需要管理政策の現状と課題―道路公害地域での交通需要管理 ほか)
第3部 交通サービス(都市公共交通整備の費用負担について;ICカードが公共交通ネットワークの再生と活性化に果たす機能と役割;地方鉄道の現状と将来展望 ほか)
著者等紹介
衛藤卓也[エトウタクヤ]
1945年大分県生まれ。博士(商学)。大分大学卒業、神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了。福岡大学商学部教授、商学部長、大学院商学研究科長、エクステンションセンター長などを経て2007年より福岡大学学長。専門は交通経済論、交通政策。国土交通省・九州運輸局「九州モーダルシフト推進協議会」会長、福岡県保健福祉部「福岡県生活衛生営業審議会」会長、福岡北九州高速道路公社「福岡北九州高速道路懇話会」座長など歴任
根本敏則[ネモトトシノリ]
1953年青森県生まれ。工学博士。福岡大学経済学部教授などを経て、一橋大学大学院商学研究科教授
後藤孝夫[ゴトウタカオ]
1975年神奈川県生まれ。博士(商学)。九州産業大学商学部准教授などを経て、近畿大学経営学部准教授
大井尚司[オオイヒサシ]
1973年福岡県生まれ。博士(経営学)。(一財)運輸政策研究機構運輸政策研究所研究員などを経て、大分大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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