内容説明
言葉は、増殖し、あふれて、その中に人々を飲み込んでいく。いまの、この瞬間も、「広がり」つづける新語の海。あふれる新語の暴力的な波の中をどのように泳ぎつづけていくべきか―。約1200語を収録。
目次
第1章 恋の新語
第2章 「~る」「~い」の新語
第3章 叫びの新語・オノマトペの新語
第4章 もじりの新語
第5章 世相を映した新語
第6章 なぞられた新語
第7章 広がる新語
著者等紹介
北原保雄[キタハラヤスオ]
1936年、新潟県柏崎市生まれ。1966年、東京教育大学大学院修了。文学博士。筑波大学名誉教授(元筑波大学長)。聖徳大学学事顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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neimu
7
若い人って本当にこんな言葉で話しているのかな。それともメールの中だけで? 友だち同士だったら当たり前? 漫画の中でよく見るオノマトペは分かるけれど、???って言葉も沢山あるなあ。これを覚えた頃にはまた新しい言葉が流行っていて、覚えた言葉を使ったり分かったりする間もなく時間が過ぎていくのかなあ。かーちゃんに分かる言葉で話してね、娘よ。2012/12/10
さき
0
2009年初版だけど、今でも使う言葉がチラホラ。それなりに意味をとりやすいと造語も長生きするのかもしれない。オノマトペの項がおもしろかった。あれほどの数が生まれるのは、ひらがな一文字一文字がもつ雰囲気も関係しているのだと思う。2013/12/03
猫
0
生まれては消えていく新語色々。ここで紹介されたもののうち、今どれくらい残っているのかなぁ。自分の若いころにも、なんか妙な言葉はあったわなぁ…とちょっと遠い目。
( ̄∀ ̄)
0
渋谷語辞典に続き「マジ神!」の神について調べてる時に巡り合った本。新しい日本語はまず「乱れ」とされるけれど、そんな乱れはごろごろ転がってるし統制なんてできないし、する必要もないと思う。根付いたらそれは新語であって、新しい言葉なんです。2010/07/05
しをり
0
まさにあふれる。この本にもあふれて載せきれないほどの日本語が常に湧いている。どんどんでろ2010/08/02