内容説明
理論と実践を融合させた、日本人の児童を対象とした英語教授法・指導法の本。
目次
第1章 子どもが英語を学ぶとは
第2章 学びを中心にした英語の授業
第3章 コミュニケーション活動としてのリスニングとスピーキング
第3章活動編 リスニングとスピーキングの活動実践
第4章 子どもの外国語学習におけるリタラシー能力の発達
第4章活動編 リタラシー活動実践
第5章 子どもの外国語学習における語彙習得と文法学習
第5章活動編 語彙習得および文法習得を進める活動実践
第6章 子どもの外国語学習の目標、測定、評価
著者等紹介
アレン玉井光江[アレンタマイミツエ]
広島県広島市生まれ。アメリカのノートルダム大学でB.A. in Englishを取得後、サンフランシスコ州立大学英語研究科でM.A. in TESL/TEFLを取得。その後テンプル大学で教育学博士号(Doctor of Education)を取得。現在、千葉大学教育学部および同教育学研究科教授。専門は幼児・児童英語教育と第二言語習得。小学校英語教育学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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_Stroszek
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小学校英語教育の具体的な教授法。外国語習得に関する理論にも触れている。外国語の導入教育に重要な点:教師自身の総体的な英語運用能力の向上(82)、文脈への配慮(視聴覚教材を使って文脈に意味を持たせる)(100)、「子どもたちにとって英語との出会いが意味を持つように授業を創造していく」(103)こと、音韻(素)認識能力を高める活動(150)、子供の興味・関心に大人が勝手に境界線を引かないこと(270)等。「リタラシー能力は人に生きる力(empowerment)を与えるもの」(127)という言葉が印象的。2012/03/16