出版社内容情報
今日の地球環境危機は、われわれに既存の社会経済システムを変革すべく迫っている。そのための思想的方途が包括的に論じられる。
内容説明
今日の地球環境危機は、産業革命以来の物質文明のあり方に対して、われわれに根本的な変革を迫っているといっても過言ではない。そのために本書ではまず、このような危機的状況をもたらした近代産業主義思想そのものを問いなおし、近代から現代に至るまで「環境問題」をめぐってどのような思想が展開されてきたのかを多角的に検討していく。これらの作業は“緑の社会”を実現していく上で重要な示唆を与えてくれるだろう。
目次
まえがき―地球環境危機と環境思想の役割
第1章 環境思想とは何か―基本的視点と展開
第2章 豊かな社会のディレンマ
第3章 環境思想の登場
第4章 変革思想としての環境思想―その五つの潮流
第5章 環境思想の現代的展開
第6章 現代環境思想は何をめざすべきか
おわりにかえて―「ヘッチヘッチ論争」再考
著者等紹介
松野弘[マツノヒロシ]
1947年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部社会学専攻卒業。日本大学文理学部教授を経て、千葉大学大学院人文社会科学研究科教授。博士(人間科学、早稲田大学)。日本学術会議特任連携会員(環境学委員会)。「環境思想研究会」代表。専門分野は環境思想論/環境社会論、産業社会論/CSR論・「企業と社会」論、地域社会論/まちづくり論等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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