狂気へのグラデーション

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狂気へのグラデーション

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  • サイズ B6判/ページ数 338p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784486021131
  • NDC分類 140.4
  • Cコード C1011

出版社内容情報

街中で遭遇した出来事を通して、深層に潜む「狂気」と「正常」の世界を、著名な心理学者の言葉を引用し解説する心理学のテキスト。臨床心理士でもある著者が街中で遭遇した出来事を通して、私たちの深層に潜む「狂気」と「正常」の世界などを、著名な心理学者の言葉を引用し、解説する心理学のテキスト。

まえがき     

序 狂気について

不条理の中で/狂気について/狂気のフリを続ける狂気/怖がる勇気

一 ヒトとモノ

マネキン/ヒトとモノ/「ごめんなさい」と言えること/良かれと思ってやっているのに/「ありがとう」と言えること/惜福、分福、植福/自己卑下について

二 恋愛について

性欲とコントロール/恋する能力/告白するときのこと/理想化と幻滅/モテること/

甘え上手と甘え下手/「自分自身のことが嫌いである自分が好きである」的な状態への対処/バランス理論/恋愛にスリルを求める人

三 愛すること

乾いた地面/最後の望み/身近になった人を、面と向かって褒め続けることの難しさ/

加算法での評価/悪口/嫉妬/「愛する行為」と「愛されるための行為」は背反するか

四 話を聴くこと

丸く収めること/話し手と聞き手/「訓練の声」と「希みの声」/話を聞く型について/コミュニケーションにおける代価

五 共感について

x軸とy軸/引き換えたもの/ deep layer へのDive /相手を深く知ること/「理解すること」のトレード

六 思い込みについて

偽善臭/思い込みと直観について/魔術的思考/信じたかったもの/『エスパー魔美』と「調子に乗ること」/すぐに合理化してはならないこと

七 仕事について

「ファン」と「仕事」/仕事選びと自分が本当にしたいこと/自信について/瓦礫どかし/趣味と仕事の相関/ぼんくら/自己分析を進めるにあたって/調子に乗ること/

三年以内に職を変わること/三日、三十日、三ヶ月

八 目減りするものと増えていくもの

アイドル/十年後/目減りするもの/笑顔/楽器としての声/二十五歳を越えてからの表情/知的な踏ん張り力/三十五歳における「生き方」の固定化/ジャンクに割く時間/生き方の生活習慣病/人を見る目/継続して掘り進む「勇気」について/

ストックフレーズを用いないように/誰かを査定しているつもりでも、相手もあなたを査定している

付録

投影について/個人的無意識と集合的無意識/アウトサイダーについて

あとがき

文献

稲垣 智則[イナガキ トモノリ]
稲垣 智則
1978年生まれ。上智大学文学部心理学科卒業。東海大学課程資格教育センター教育学研究室講師。臨床心理士。

目次

序 狂気について
1 ヒトとモノ
2 恋愛について
3 愛すること
4 話を聴くこと
5 共感について
6 思い込みについて
7 仕事について
8 目減りするものと増えていくもの
付録

著者等紹介

稲垣智則[イナガキトモノリ]
1978年東京都生まれ。2001年上智大学文学部心理学科卒業。2003年上智大学文学研究科心理学専攻博士前期課程臨床心理学コース修了。2008年上智大学文学研究科心理学専攻博士後期課程単位取得後退学。現在、東海大学課程資格教育センター教育学研究室講師。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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香菜子(かなこ・Kanako)

31
狂気へのグラデーション。稲垣智則先生の著書。狂気へのグラデーションというタイトルは刺激的で過激だけれど、内容は至ってまじめな心理学のテキスト。心理学を基礎から学びたい人向けの良書です。2018/12/28

くさてる

22
これは面白かった。臨床心理士である著者が街角で、店で、電車で耳にした会話から広げていく、人間心理の綾とそこに巣くう不穏さ、ひとが生きている妙さのようなもの。そこから導き出される生き方に関する覚書のような言葉は、けして押しつけがましいものではない。目をそらすにはあまりに鋭いような気がしてそれをどう受け取るかを常に問われているような気がする。そんな内容が、地に着いた分かりやすい言葉で、端正に、わずかばかりのユーモアを持って語られていて、深い。良かったです。2017/01/31

米笠鹿

9
良書。どこをとっても素晴らしい論点の拾い方と見つめ方、そして深め方。普通だったら疲れる内容なのに、喫茶店や電車内での会話から広げていき、途中でユーモラスな言葉を突っ込んでくるから、思わずふふっと笑ってしまう。緊張と緩和の最たるものだ。共感できるところ、新しい発見、自分の考えと反するところがちょうど等分されて記されており、感情の動きが大変だった。それだけ厚みのある考察ということだろう。あるいは僕が薄っぺらいだけである可能性も否めない。真に迫るような感想を書くには文字数が少なすぎるから、是非読んでほしい。2020/02/14

Kenta

4
面白い本だった。痛いところついてる部分もあった。著者とは面識があるのだが、生で聞く話は本以上に面白い。2017/11/18

あい

0
「人を愛する」という事をメインテーマに、人の思考や在り方、人生などいくつもの観点から著者が考察したことをまとめた内容でした。 読んでいるのが辛い程の刺さる文言が多く、なんども本を閉じてしまいたい衝動に駆られました。 ただ、語り口はどこか優しさを帯びていて、ただ刺さるきつい、だけでなく「あとがき」にもあったように自然と自省が促されました。 現在感じている慈愛に満ちた反省の気持ちは、今までに経験したことがなく、何とも不思議な読後感です。2019/11/13

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