出版社内容情報
街中で遭遇した出来事を通して、深層に潜む「狂気」と「正常」の世界を、著名な心理学者の言葉を引用し解説する心理学のテキスト。臨床心理士でもある著者が街中で遭遇した出来事を通して、私たちの深層に潜む「狂気」と「正常」の世界などを、著名な心理学者の言葉を引用し、解説する心理学のテキスト。
まえがき
序 狂気について
不条理の中で/狂気について/狂気のフリを続ける狂気/怖がる勇気
一 ヒトとモノ
マネキン/ヒトとモノ/「ごめんなさい」と言えること/良かれと思ってやっているのに/「ありがとう」と言えること/惜福、分福、植福/自己卑下について
二 恋愛について
性欲とコントロール/恋する能力/告白するときのこと/理想化と幻滅/モテること/
甘え上手と甘え下手/「自分自身のことが嫌いである自分が好きである」的な状態への対処/バランス理論/恋愛にスリルを求める人
三 愛すること
乾いた地面/最後の望み/身近になった人を、面と向かって褒め続けることの難しさ/
加算法での評価/悪口/嫉妬/「愛する行為」と「愛されるための行為」は背反するか
四 話を聴くこと
丸く収めること/話し手と聞き手/「訓練の声」と「希みの声」/話を聞く型について/コミュニケーションにおける代価
五 共感について
x軸とy軸/引き換えたもの/ deep layer へのDive /相手を深く知ること/「理解すること」のトレード
六 思い込みについて
偽善臭/思い込みと直観について/魔術的思考/信じたかったもの/『エスパー魔美』と「調子に乗ること」/すぐに合理化してはならないこと
七 仕事について
「ファン」と「仕事」/仕事選びと自分が本当にしたいこと/自信について/瓦礫どかし/趣味と仕事の相関/ぼんくら/自己分析を進めるにあたって/調子に乗ること/
三年以内に職を変わること/三日、三十日、三ヶ月
八 目減りするものと増えていくもの
アイドル/十年後/目減りするもの/笑顔/楽器としての声/二十五歳を越えてからの表情/知的な踏ん張り力/三十五歳における「生き方」の固定化/ジャンクに割く時間/生き方の生活習慣病/人を見る目/継続して掘り進む「勇気」について/
ストックフレーズを用いないように/誰かを査定しているつもりでも、相手もあなたを査定している
付録
投影について/個人的無意識と集合的無意識/アウトサイダーについて
あとがき
文献
稲垣 智則[イナガキ トモノリ]
稲垣 智則
1978年生まれ。上智大学文学部心理学科卒業。東海大学課程資格教育センター教育学研究室講師。臨床心理士。
目次
序 狂気について
1 ヒトとモノ
2 恋愛について
3 愛すること
4 話を聴くこと
5 共感について
6 思い込みについて
7 仕事について
8 目減りするものと増えていくもの
付録
著者等紹介
稲垣智則[イナガキトモノリ]
1978年東京都生まれ。2001年上智大学文学部心理学科卒業。2003年上智大学文学研究科心理学専攻博士前期課程臨床心理学コース修了。2008年上智大学文学研究科心理学専攻博士後期課程単位取得後退学。現在、東海大学課程資格教育センター教育学研究室講師。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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