Key library<br> 原作と映像の交叉光線(クロスライト)―ミステリ映像の現在形

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原作と映像の交叉光線(クロスライト)―ミステリ映像の現在形

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  • サイズ B6判/ページ数 330,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784488015398
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

本格ミステリ、コミックス、アニメなど、原作と映像が交叉するところに何がある? 『犬神家の一族』『告白』など、国内外の28作品からミステリの読みどころを探る、評論集。

内容説明

『犬神家の一族』から『UN‐GO』まで28作品。国内外の名作、注目作にミステリ評論家・センガイアキユキが迫る。映画、ドラマ、そしてアニメ作品―映像作品から、アレンジ、リスペクトされた原作の細部に宿る魅力を読み解く評論集。

目次

第1部 謎解きのカレイドスコープ(箪笥の奥の闇―『犬神家の一族』;裏切りの永劫螺旋―『アンフェア』 ほか)
第2部 幻影のアルバム(プティ・トリアノンの百七人―『理由』;窯変の牢獄―『46億年の恋』 ほか)
第3部 過去へのタイムマシン(死美人狂想曲―『ブラック・ダリア』;奇術と魔術―『プレステージ』 ほか)
第4部 善悪のラビリンス(迷走の遊戯、暴走の正義―『DEATH NOTE』;眼球都市の死角―『マイノリティ・リポート』 ほか)

著者等紹介

千街晶之[センガイアキユキ]
1970年北海道生まれ。立教大学卒。95年「終わらない伝言ゲーム―ゴシック・ミステリの系譜」で第2回創元推理評論賞を受賞。書評、文庫解説等で活躍する。2004年『水面の星座水底の宝石』で、第4回本格ミステリ大賞、第57回日本推理作家協会賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遊々亭おさる

11
その昔、『このミス』書評家陣と新本格作家陣の間で大論争戦が繰り広げられていた頃、感情論に走る両陣営をしり目に新本格寄りの立場ながらも比較的フェアに争いを見つめ、建設的な提言をされていたのが貫井徳郎さんとこの本の著者である千街さんだったと記憶している。その頃から氏の書評は何となく気にするようになり本書も手に取る。恥ずかしながら僕は最後に劇場で観た映画が『どろろ』という完全なる映画素人なので気になる作品だけを摘まみ読み。ミステリ通で映画通の方もネタバレを含みながらの評論集なので未読・未視聴の作品にはご注意を。2015/11/14

SKH

7
四部構成。原作ありの作品を映像化することにより、生じる差異や齟齬から制作者らの意図を探り、考察。C・プリースト「奇術師」、S・ミルハウザー「バーナム博物館」、「独身者の機械」。2014/11/20

あんすこむたん

0
映画を見ていてもなかなか気づけない所まで、作者の豊富な知識をもとにかなり詳しく語られている。とても参考になった。2015/07/27

nur1202

0
映像化されたミステリ作品のうち、原作と異なった内容になっているものを、原作と比べつつどのような意図があったのかを紐解くという内容。 狙いは面白いんだけれど、最初の「犬神家の一族」以外はあまり目的が達成されていない感じ。 後半は、あまりミステリっぽくない作品も出てくるので、企画倒れ感がそこはかとなく漂いますね。 さらに、取り上げられている作品のネタバレが含まれるのは、この企画上しょうがないため、買って読もうと思っても、目次を確認して本当に買うか考えた方が良さそうです。2014/10/13

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