内容説明
中国のノーベル文学賞作家莫言が、世界に向けて、自身の文学を、中国の伝統を、歴史を、現在を語りつくす。
目次
黒い少年―私の精霊 京都大学
二一世紀の中日関係 関西日中関係学会
神秘の日本と私の文学履歴 駒沢大学
フォークナー叔父さん、お元気ですか? カリフォルニア大学バークレー校
私の『豊乳肥臀』 コロンビア大学
飢餓と孤独はわが創作の宝もの スタンフォード大学
アメリカで出版された私の三冊 コロラド大学ボルダー校
耳で読む シドニー大学
小説の匂い パリフランス国立図書館
巨大な寓話としての『白檀の刑』 京都大学楽友会館〔ほか〕
著者等紹介
莫言[モーイエン]
1955年生まれ。山東省高密県(現在の高密市)の人。文化大革命(1966~76)中に小学校を中退、1976年人民解放軍に入隊。1981年に創作を始め、農村の驚異的なる現実を描き出す独特の魔術的リアリズムの境地を開いた。解放軍芸術学院卒業、文芸学修士。現在北京師範大学創作センター主任、中国作家協会副主席。2012年にノーベル文学賞を受賞した
林敏潔[リンミンジエ]
1987年日本留学、1993年東京学芸大学卒業、1995年同大学院修士課程修了、2000年慶應義塾大学大学院博士課程修了。1995~2011年慶応義塾・早稲田・國學院・明海など各大学で教鞭を執り、2009年東京学芸大学特任教授就任。2011年中国江蘇省特別招聘教授に就任、南京師範大学東方研究センター長・東方言語学系長となって現在に至る。応用言語博士。専攻は現代中日比較文学研究など
藤井省三[フジイショウゾウ]
1952年生まれ。1982年東京大学大学院人文系研究科博士課程修了、1991年文学博士。1985年桜美林大学文学部助教授、1988年東京大学文学部助教授、1994年同教授、2005~14年日本学術会議会員に就任。専攻は現代中国語圏の文学と映画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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たまきら
抹茶モナカ
tamioar