ブレア回顧録〈上〉

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  • サイズ A5判/ページ数 536p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532168094
  • NDC分類 312.33
  • Cコード C0031

出版社内容情報


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内容説明

イギリス元首相にして、現代を代表する政治家のひとりトニー・ブレア。彼は、新生労働党(ニューレーバー)と「第三の道」を掲げて労働党史上最大の勝利をおさめ、18年間にわたる保守党支配に終止符を打った。首相就任、ダイアナ妃の死去、北アイルランド和平の厳しい交渉、医療と教育政策での苦闘、公的サービスの一大改革…野党時代には経験し得ない試練に直面し、彼は何を考え、いかにそれを乗り越えたのか。労働党初の3期連続という長期政権を成し遂げたブレアが首相就任直後から退任に至るまでの自らの葛藤と決断をあますことろなく語った大ベストセラー。

目次

第1章 大いなる期待
第2章 見習いリーダー
第3章 ニューレーバー
第4章 ハネムーン
第5章 ダイアナ妃
第6章 北アイルランド和平
第7章 “統治は散文でやる”
第8章 コソボ
第9章 保守主義の力
第10章 危機管理
第11章 ニューレーバーへの委任

著者等紹介

ブレア,トニー[ブレア,トニー][Blair,Tony]
1953年エディンバラ生まれ。1983年、セッジフィールド選挙区から下院議員として立候補し、初当選。1994年に労働党党首に就任し、97年5月から2007年6月までイギリス首相を務めた。首相退任後は、アメリカ、国連、ロシア、EUの四者代表の中東特使になり、平和を求める国際社会の努力の一環としてパレスチナ国家成立をめざす準備作業にパレスチナ人とともに携わっている。2008年5月には、トニー・ブレア・フェース財団を設立。異なる宗教間の対話促進と教育のために活動を続けている。また、ルワンダ、シエラレオネ、リベリアにおける政策実施と持続可能な外国からの投資を呼び込む、アフリカ統治イニシアチブも推進している。妻で勅撰弁護士のシェリー・ブースとのあいだには、4人の子供がいる

石塚雅彦[イシズカマサヒコ]
1940年東京生まれ。国際基督教大学教養学部卒業、コロンビア大学ジャーナリズムスクール修士課程修了。元日本経済新聞論説委員、元早稲田大学大学院ジャーナリズムスクール講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kiyoshi Utsugi

30
首相だった期間は、1997年から2007年で10間。 上巻は、第一期政権が終わる2001年6月までを描いてます。 印象に残ったのは、ダイアナ妃の事故のこと。事故が起きて亡くなったのは1997年8月なので、ブレアが首相になってすぐのことでした。 ダイアナ妃の葬儀を含めて首相としてどう関わったのかが描かれています。当時は既に離婚していて王室の一員ではなかったから、王室との板挟みとなって苦労したみたい。 最初に首相に選ばれてエリザベス女王から「あなたは私にとって10人目の首相です。」と言われたとのこと。2021/12/28

丹波橋

2
世界の現状、先進国の課題と改善への方針が書かれている。 これらは日本にも十分にあてはまるものばかりだ。 特に「ペーパーバック版への序文」はとてもタイムリーであり、 これだけでも読む価値がある。 それと、イギリスにおいてメディアの影響力が強すぎることが繰り返し出てくる 、ユーモア交じりの筆致だが、内心は相当頭に来てるんだろうな。2012/04/17

旅猫

0
英国現代史をもっと知っていたら、もっと楽しめただろう一冊。私はこの方の就任期間が長かったこともオドロキでした。映画「ゴーストライター」をご覧になった方にも、オススメ、かな?2012/05/29

horihorio

0
原書は"A Journey"とあるが、その方がしっくり来る。今の観点から過去を回顧するのではなく、就任前からアイルランド和平までの出来事を、その当時はどのように考え、思い、その旅路を取ったのか、との観点で書かれている。多くのイギリスの転換点をくぐり抜けた際に、このような知性と実行力の両方を持った指導者がいた事は、他国のことながら羨望の念を抱いてしまう。大書だが、読む価値は十分にあるか。2012/04/04

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