出版社内容情報
オカルト本の定番アトランティス伝説、歴史叙述に新たな論争を巻き起こした『黒いアテナ』など疑似歴史はどのように産み出され、人々を魅了したか、また何が問題かをときあかす。英の各紙の書評で絶賛の書、ついに登場!山形浩生解説
内容説明
オカルト本の定番アトランティス伝説、人種差別と結びつくカルト宗教の天地創造説、歴史叙述に新たな論争を巻き起こした『黒いアテナ』…人々を大いに魅了し、論争を巻き起こしてきた、ある種の歴史の学説の系譜がある。それらはどのように産み出されたのか。何が問題なのか。
目次
第1章 アトランティス 疑似歴史の母
第2章 「新大陸」は誰のものか?―古代アメリカ大陸の発見と定住にまつわる疑似歴史
第3章 天地創造説のなかの人種差別と疑似歴史1―マッドピープル、悪魔の子、クリスチャン・アイデンティティー
第4章 天地創造説のなかの人種差別と疑似歴史2―マッド・サイエンティスト、ホワイト・デビル、ネーション・オブ・イスラム
第5章 疑似歴史家の共謀―プソイドヒストリア・エピデミカ
第6章 『黒いアテナ』論争―歴史はフィクションなのか
著者等紹介
フリッツェ,ロナルド・H.[フリッツェ,ロナルドH.][Fritze,Ronald H.]
米国アラバマ州アセンズ州立大学歴史学教授
尾澤和幸[オザワカズユキ]
英語・フランス語翻訳者。1953年、東京生まれ。1976年、早稲田大学政治経済学部卒。日経ナショナルジオグラフィック社編集部に勤務後、現在、フリーの翻訳者、編集者として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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HANA
らくだ
釈聴音
nata
うえ