子どもたちの未来を考えてみた―教育・福祉・スポーツに望むこと

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569821207
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

出版社内容情報

僕たちは子どもに何を残すべきなのだろう? これまで真剣に向き合い、体験し、取り組んできたからこそ語り合いたい日本のこれからのこと。

【著者紹介】
作家

内容説明

なぜ、「デブ・ハゲネタ」はOKで、「障害ネタ」はNGなのか?なぜ、「独創的なアイデア」を生む子どもが育ちにくいのか?どうして私は、「パラリンピックをなくしたい」のか?“個性”を認めて、つながろう!

目次

第1部 子どもたちの未来を考えてみた(いま教育に求められていること;福祉って何だろう;東京オリンピック・パラリンピックからスポーツを考える)
第2部 世界の大使に会ってみた(福祉大国・デンマークの秘密―少子高齢社会の日本が、北欧の「高満足度国家」に学ぶべきことは(駐日デンマーク大使 A・カーステン・ダムスゴー氏)
フィンランド・岐路を迎えた教育制度―PISAの順位低下で見えたクリエイティブ教育の強みと弱み(駐日フィンランド大使 マヌ・ヴィルタモ氏)
ジャマイカ選手、圧倒的強さの理由―才能豊かなアスリートを早期に発掘し、育成する社会システムとは(駐日ジャマイカ大使 リカルド・アリコック氏)
ブラジルから日本へ、つながる五輪のバトン―ナショナルイベント開催は国の経済発展に寄与するのか(駐日ブラジル大使 アンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ氏)
躍進する民主主義国家インド―モディ新首相の「開発」は貧困層を救い、豊かな国を築けるのか(駐日インド大使 ディーパ・ゴパラン・ワドワ氏)
欧州とアジアの架け橋トルコ、EU加盟を目指す―「愛と寛容の国」におけるバリアフリー事情を探る(駐日トルコ大使 アフメット・ビュレント・メリチ氏)
世界の制度が日本の問題を解決する―六カ国の駐日大使との対談で見えた日本の課題と未来の姿)

著者等紹介

乙武洋匡[オトタケヒロタダ]
1976年、東京都生まれ。大学在学中に出版した『五体不満足』(講談社)がベストセラーに。卒業後はスポーツライターとして活躍。その後、東京都新宿区教育委員会非常勤職員「子どもの生き方パートナー」、杉並区立杉並第四小学校教諭を歴任。2013年から、東京都教育委員。都内で地域との結びつきを重視する「まちの保育園」の運営に携わるほか、ごみ拾いボランティア団体「グリーンバード新宿」を立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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湘子

38
杉並区で小学校の先生をした後も、様々な形で教育の分野に関わっているのですね。六本木や吉祥寺に最近こども園を作られたことも知りませんでした。スポーツ記者もしていた彼が、東京オリンピックを迎えるにあたって関係者が本当にやるべきことなど、その通りだなぁと思うことがたくさん書いてあります。何ヶ国かの大使の方々との対談も掲載されてます。こういったまっすぐな意見を持つあらゆる意味で力のある人が、福祉や教育分野に関わってくれていることが嬉しいし、関わり続けて欲しい。これほど様々な活動ができるパワーも素晴らしい。2015/02/27

壱萬弐仟縁

31
先天性四肢欠損で生まれた乙武さん(19頁)。学校は硬直化している(26頁)。どんなことを学び、どう成長したのか(33頁)。障害=不幸なのか?(64頁~)スポーツの語源はラテン語のdeportare。古仏語のdesport気晴らしに変化。現在のsportに至ったという(131頁)。楽しむスポーツが、学校ではその要素が抜けていったのが残念でならない。 2016/02/16

じゅんじゅん

5
乙武さん自身が示してくれている生き方からたくさんの事が学べます。2020年の東京オリンピック、金メダルの量産だけではない、本当のオリンピックの意義を示してくれる大会になれば良いな。2015/02/08

しゅんぺい(笑)

3
乙武さんの教育、福祉、スポーツの三つについてのお話。きれいごとという意味ではなく、言ってることがきれいすぎる。つるつるした言葉の集まり。 書いている内容はいいことばかりやねんけど、本としてきちんと収まりすぎていて、そこがちょっと歯がゆい。対談は、もっと不要な言葉とかもそのまんま入れてほしかったなぁ。そういう人間味も、本から伝わる、伝えられることやと思う。2015/02/06

りんふぁ

3
同じ歳で、これだけ語れるのがすごい。わたしは福祉の分野になるけど、なかなか枠を取っ払えず、知らず知らず狭い考えになっていってるなぁと感じた。2015/01/31

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