東洋文庫
上代支那正楽考―孔子の音楽論

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  • サイズ B6判/ページ数 389p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582807745
  • NDC分類 762.22
  • Cコード C0122

内容説明

孔子はミュージシャンだった!台湾に生まれ日本で活躍し中国に没した作曲家が中国の礼楽思想の再興を唱えた幻の書の復刻。

目次

総説(「楽」の文化的特殊性;非天子 不議礼 不作楽)
本論(孔子以前の「楽」に関する一試論;孔子の「楽」について)

著者等紹介

江文也[コウブンヤ]
1910年に台湾で生まれ、日本で作曲家・声楽家として活躍し、1938年より中国に渡り、1983年中国で没する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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syaori

56
儒教が重視する礼楽の「楽」に注目し、その始祖・孔子が憧れ復興しようとした周代の楽とはどんなものだったのかを考察する本。作者は作曲家で、その視点から『礼記』や『史記』などに記された三代(夏・殷・周)の楽について思いを巡らせていきます。土鼓や籥(やく)を使った古代の音楽の発展史や孔子の楽に対する態度についての省察は筆者が音楽家だけあって興味が尽きません。また「人と人との間の感情を統同」させる楽と人同士の「相愛」を目指す「仁」との接点なども了解でき、古代中国の楽を通して孔子と彼の思想に親しめたように思います。2021/08/06

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