出版社内容情報
百首の歌の丁寧な解説と、〈光琳かるた〉などの絵画や、光悦や遠州が残した書をヴィジュアルに紹介するとともに、成立期の時代背景や藤原定家の選歌基準にまつわる謎にも迫る決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅてふぁん
24
オールカラーで紹介される歌仙絵やカルタ、版本、浮世絵に書はどれも素敵!時代を超えて愛され続けるっていいな~。その中でも豪華で多彩なのはやっぱりカルタ。蒔絵かるたや光琳かるた、櫛型、将棋型、扇型など色々あってどれも鮮やかで見入ってしまう。遊ぶためのものではないと解ってはいるけれど、下の句の札の字が読めないから取れないなぁと思ってみたり(笑)全訳の他、百人一首の成り立ちから現代に至るまでの歴史が書かれてていて読み物としても充実していた。2017/09/30
みさどん
24
ちょうど興味があった百人一首なので、読めてよかった。小倉百人一首の全句の意味がわかったし、その解説があり、作者についても説明があっておもしろかった。詠み人には皇室に関わりある人が多く、国最高の娯楽だったのだ。現存のかるたには面白い形や豪華なものがあって、贈答品にもなっていたそう。まつわる話や撰者など広く紹介してあって、中身たっぷりで堪能できた。自分はどの句が好きかなといつも思うけれど、これという一番が決まらない。2017/03/14
Tomochum
3
資料用に。歌の意味とか詠み手の紹介とかだけじゃなくて、各時代の「百人一首」に関するカラー図版も充実。めっちゃおもしろーい!!!!2014/11/02
Jimmy
2
浮世絵百人一首とか、英訳とか色々楽しめる本だった。写真も綺麗でイメージが湧いて親しみやすい。2022/12/05