内容説明
ブルースの起源を20世紀初頭の大道芸に探り、その商品化の過程、複製メディアの誕生と普及の過程をたどりつつ、公式と常套句、楽器のヴァリエーションなどを論じ、“私の”唄としてのブルースの本質、その魅力を詞行と旋律の分析によって明らかにする。ロックンロールにおけるブルースの解体(再生)におよぶ「ブルース讃歌」。
目次
第1章 ブルースの誕生
第2章 ブルースの公式
第3章 幾つかの常套句
第4章 ブルースの恋唄
第5章 ブルース・ヴァリアント
第6章 ブルースと楽器
第7章 ロックンロール・ヒーロー
著者等紹介
湯川新[ユカワアラタ]
1942年、東京に生まれる。1968年、法政大学大学院修士課程修了。現在、法政大学社会学部教授。専攻は音楽社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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