内容説明
徳川幕府の崩壊のなかに身を置き、「朝敵」の汚名を蒙むるその渦中で、徳川宗家の存続という重責を果した和宮。彼女が、帰京して念願の父仁孝天皇の霊廟を参拝した、明治二年の和宮の最終章の歩みを序章にとりあげ、第一章から順を追って、誕生からの人生を宮中の年中行事のなか、仕来りに従ったなかで成長する宮の幼少期からを綴っていくことにする。
目次
序章 静寛院宮和子の帰京
第1章 皇女和宮
第2章 朝廷と幕府のはざまで
第3章 大奥の親子内親王
第4章 汚名「朝敵」をのり越えて
終章 後世に「清き名」を残す
著者等紹介
辻ミチ子[ツジミチコ]
1929年京都市生まれ。立命館大学大学院修士課程修了。高校教諭ののち、宇治市歴史資料館館長、京都文化短期大学教授などを務める。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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