内容説明
情報学の第一人者、長尾真。神職の家に生まれた好奇心旺盛な少年は、いかにして学問と出会い、研究の道を進むにいたったのか。自らの人生を振り返った本書では、画像処理、機械翻訳、電子図書館といった情報学の研究や、大学の教育や行政のみならず、その行動や思想に至るまで、余すところなく語る。
目次
第1章 子供の頃が人生を決める
第2章 学問の何たるかを知る
第3章 学問の草創期に出会えた幸運
第4章 自分の学問の確立
第5章 大学運営にたずさわる
第6章 第二の人生
第7章 私の信条
著者等紹介
長尾真[ナガオマコト]
1936年三重県伊勢市生まれ。現在は東京都在住。1959年京都大学工学部電子工学科卒業。京都大学助手、助教授を経て、1973年京都大学工学部教授。1997~2003年第23代京都大学総長。2004年情報通信研究機構初代理事長。2007年~国立国会図書館長。受章等:工学博士(1966年)、ノッティンガム大学名誉博士(1999年)、紫綬褒章(1997年)、文化功労者(2008年)、日本国際賞(2005年)、IEEE Emanuel R. Piore Award(1993年)、Medal of Honor(IAMT)(1997年)、ACL Lifetime Achievement Award(2003年)、レジオンドヌール勲章(2004年)、ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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