内容説明
見る者の立場によって、多様な側面を見せるアメリカ。現実のエピソードを手がかりに、豊富な図表と写真を用いながら、アメリカの「政治」「経済」「社会・文化」「外交」をわかりやすい文章で説明。気鋭の研究者が、それぞれの立場から、現在のアメリカの姿を、鮮やかに描き出す。１３の視点から読み解く現代アメリカ入門。
目次
第１部 アメリカの政治（「アメリカ民主主義」の原動力；アメリカ流「保守」と「リベラル」の対立軸 ほか）
第２部 アメリカの経済（アメリカの経済政策と経済学；アメリカ経済をめぐる３つの疑問）
第３部 アメリカの社会・文化（「多様性の中の統一」は可能か？；「日系アメリカ人」の歴史 ほか）
第４部 アメリカの外交（「アメリカ外交」はどこに向かうのか？；アメリカは「帝国」か？ ほか）
著者等紹介
渡辺靖［ワタナベヤスシ］
１９６７年生まれ。現在、慶應義塾大学環境情報学部教授（文化人類学、アメリカ社会論）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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miyatatsu
4
題名通り、現在のアメリカ合衆国がいかにして今の状態になったのかを歴史からひも解いてくれています。あまり歴史に強くないのでちょっと難しかったですが、知らないことを学ぶことができてよかったです。2018/12/07
あっきー
4
留学前に読もうと購入したのだが、ようやく読み終わった。なんとなく分かっているようなことが多かったが、知識を整理する助けになったと思う。日系人は強制収容され、ドイツやイタリア系アメリカ人はされなかったことに人種や国籍に関する問題の難しさが表れている。アメリカが多様な文化･人種を抱えているがゆえに世界の縮図であると錯覚し、その考えを世界に押し付けてしまう可能性があるという論は興味深い。2014/09/19
げん
1
アメリカ大統領は総理大臣よりは権力あるけど、外から見るほどないとのこと、議会が強いらしい。アメリカもいずれＧＤＰで中国に抜かれる予想だし、昔に比べたら堕ちたらしい。2011/05/20
