内容説明
9.11事件は主要国の国内政治をいかに変容させたか。市民社会の動向やテロ対策・移民政策等を比較分析する。併せてテロリズムの実態を歴史的に跡づける。
目次
1 テロへの対応の比較政治分析(9.11事件と国内政治の変動―アメリカとイギリスの比較;9.11事件以後における国内政治の変動と市民社会―ドイツとイタリアの比較を中心に;「9.11」とユーラシアの四角形―ロシアと中国、ロシアとインドの関係比較を中心に;イラクでの人質事件とドイツの市民社会;公共空間における監視の強化―日本と英国のテロ対策を事例として)
2 テロリズムの比較政治(テロリズムの定義と行動様式;インドネシアのイスラム過激派の現状と将来;西ドイツにおける抗議運動と暴力―「68年運動」と左翼テロリズムとの関係を中心に;解放とテロリズム―PFLPとJRA)