内容説明
中核的執政(コア・エグゼクティヴ)論の展開。中央政府や政府機構内のさまざまな対立要素を、最終的に調整する組織・制度(中核的執政)について、日本をふくめ欧米・アジア7カ国の実情を比較検証。
目次
第1章 序論:コア・エグゼクティヴ論の展開―政治的リーダーシップ論を超えて
第2章 アメリカ大統領研究の現状
第3章 イギリスにおける中核的執政の変容―脱集権化のなかの集権化
第4章 ドイツの中核的執政集団―拒否権プレイヤーの中のリーダーシップ
第5章 フランスのコア・エグゼクティヴ―EUによる調整問題を中心として
第6章 首相・自民党議員・官僚制のネットワーク構造―日本のコア・エグゼクティヴ
第7章 「強い大統領」という韓国政治の幻想―国務総理任命と大統領秘書室
第8章 タイにおける中核的執政の変容―政治の改革と大統領制化
終章 比較執政研究の現在と課題―収斂と分岐の探究
著者等紹介
伊藤光利[イトウミツトシ]
神戸大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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