目次
第1部 第二次世界大戦終戦直後(1945~1949)と戦争の記憶(第二次世界大戦の結果とその影響;第二次世界大戦の記憶 ほか)
第2部 二極世界の中のヨーロッパ(1949~1989)(東西対立(1949~1991)
植民地帝国の終わり ほか)
第3部 グローバル化した世界の中のヨーロッパ(1989~現在)(ヨーロッパにおける冷戦の終結(1989~2005)
1989年以降のヨーロッパ統合 ほか)
第4部 1945年以降の技術、経済、社会、文化の変容(1945年以降の経済の変化;世界の人口―生活条件と生活様式の急激な変化 ほか)
第5部 1945年以降のドイツ人とフランス人(フランスの政治的進展(1945~現代)
ドイツの政治的進展(1945~現代) ほか)
著者等紹介
ガイス,ペーター[ガイス,ペーター]
歴史学博士、後期中等教育特任正教諭。フリードリヒ=エーベルト=ギムナジウム(ボン)、歴史・フランス語教師
カントレック,ギヨーム・ル[カントレック,ギヨームル]
歴史学教授資格保有者、高等師範学校卒業。フェヌロン・リセ(パリ)、グランドゼコール受験特別クラス教師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マカロニ マカロン
10
個人の感想です:B+。第二次世界大戦で敵同士だったドイツとフランスが共通の現代史の教科書を作り、それでお互いの国の歴史を学び、歴史認識を共有しようという試み。加害者と被害者という関係に留まらず、戦争が「蹂躙した人権と民主主義という普遍的価値に基づいて歴史」を学ぼうという狙い。「ショア」(ユダヤ人へのジェノサイド)はナチスドイツだけの責任ではなく、フランス国内でも起きていたことも指摘されている。東と西に分断された戦後のドイツの歴史、フランスと植民地の紛争。グラフや地図、国の指導者の発言など詳細に掲載2022/01/18
amane
3
独、仏の学生は高校3年時に1年間かけてこの教科書で現代史を学ぶそうです。豊富な資料とそれにもとづく問いが設定されています。2009/05/05
takao
2
ふむ2021/02/25
松村 英治
1
ボリュームすごかった…ドイツとフランスが共通の歴史教科書を作成するのには意味がある。歴史を直視し、手を取り合おうとする未来志向の取組の成果物。日本はどうだろう…近隣諸国と近い未来、こういうものを作れるか?2015/05/27