出版社内容情報
相模原施設障害者虐殺事件に見られる優生思想の根源に、ナチス政権下の障害者「安楽死」計画がある。障害者の歴史の基本図書が復刻。
ヒューG.ギャラファー著 長瀬修訳[ヒュージーギャラファーチョナガセオサムヤク]
ギャラファー作家、研究者。1952年にポリオにかかり車いす生活を送る。ジョンソン大統領のスタッフを務め、米国で初めての障害者権利法である1968年建築バリア法の起草を行った。1995年、障害者問題に関する功績を認められ、ヘンリー・H・ベッツ賞受賞。著書:障害をもった大統領の姿を描き全米図書館協会の年間最優秀賞を受賞した『FDR's Splendid Deception』 (1985年)、『Advise and Obstruct:The Role of the United States Senate in Policy Decisions』(1969年、ピュリツァー賞候補作)。2004年、享年71歳で死去。
長瀬修 青森県八戸市生まれ。八代英太参議院議員秘書、国連事務局障害者班専門職員(オーストリア、米国)、東京大学先端科学技術研究センター・同経済学研究科特任教員等を経て、現在は立命館大学生存学研究センター教授(特別招聘研究教員)。
著書:『障害者権利条約と日本』(共編著、生活書院)、『障害を問い直す』(共編著、東洋経済新報社)、『障害学への招待』(共編著、明石書店
目次
序章 ハダマーでのT四計画
第1章 T四計画開始
第2章 T四計画の起源
第3章 T四計画の実施
第4章 子供計画
第5章 アプスベルクのT四計画
第6章 T四計画のつまずき
第7章 T四計画と医者
第8章 T四計画と法律家
第9章 T四計画と教会
第10章 T四計画その後:一九四五年~一九九四年
著者等紹介
ギャラファー,ヒュー・グレゴリー[ギャラファー,ヒューグレゴリー] [Gallagher,Hugh Gregory]
作家、研究者。1952年にポリオにかかり、以降車イス生活を送る。ジョンソン大統領のスタッフを務め、米国での初めての障害者権利法である1968年の建築バリア法の起草を行った。1995年には障害者問題に関する功績を認められ、ヘンリー・H.ベッツ賞を受賞した。著書:障害を持った大統領の姿を描き、全米図書館協会の年間最優秀賞を受賞した『FDR’s Splendid Deception(フランクリン・デラノ・ルーズベルト大統領の華麗な偽り)』(1985年)ほか
長瀬修[ナガセオサム]
青森県八戸市生まれ。青年海外協力隊(ケニア)、八代英太参議院議員秘書、国連事務局障害者班専門職員(オーストリア、米国)、東京大学先端科学技術研究センター・同経済学研究科特任教員等を経て、立命館大学生存学研究センター教授(特別招聘研究教員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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