目次
第1章 『存在と時間』まで
第2章 “存在と時間”という問題設定
第3章 現存在について問い、存在すること一般について問う
第4章 現存在の実存論的構造
第5章 本来的実存と脱自的時間性
第6章 歴史性と共同運命
第7章 「時間と存在」
第8章 ナチズム参与という決断
第9章 『存在と時間』をみずから解釈する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
putisiyante
1
哲学書というと難しい言葉の羅列を想像するが、"みんなという自己""存在=生死"など分かり易かった。しかし、ハイデガーは何故存在と時間に囚われたかは分かったが、結論には至らなかったようだ。歴史的にも、存在と時間に囚われる状態だったのではないのかと勝手に想像もしてみた。2018/01/05
Chie Azuma
0
ハイデガーの時間や存在に対する考え方が、ハイデガーの人生に合わせて刻々と変化して行く様がよく分かるように書かれていた。ハイデガーは造語を多用しており、それを更に和訳して解説している。そのためハイデガーの主張と筆者の解説と筆者の主張の区別がつかなくなる事がよくあった。全体的に難しく読むのに時間がかかる。しばらくしたらもう一度読み直したい。2017/10/05
さぼ
0
② "存在するという単語の他動詞性があるのは人間だけである"っていうレヴィナスの話2016/01/04
Chie Azuma
0
再読したものの、やっぱり根本的には理解できなかった。ハイデガーさんは生涯、既成の概念に引きずられないように気をつけていました。先人の考えを紐解く時も、自分が提唱した概念を振り返る時も、分け隔てなく解体してきました。容赦なく自分の過去の概念も見直していくストイックさを、ほどほどに見習いたいです。 今度は、著者の意見ももっと混ざってて良いから、とにかく理解できそうな本で勉強してからにしよう…2019/01/28