内容説明
本書は、英国の小児科医、児童分析の大家ウィニコットによる、ピグルというニックネームをもつガブリエルという少女の2歳半から5歳2カ月までの16回にわたる心理療法の記録の全貌である。邦訳は長らく絶版状態であったがこの度待望の新訳版登場となった。ウィニコット晩年の著作である本書は、子どもの情緒発達理論に関する完成された心理療法論を理解するための格好の素材であるといえる。わが国のウィニコット研究の第一人者である北山修による書き下ろし「まえがきとして―ウィニコットの創造性」を収録。
目次
患者、ピグルについて
1回目のコンサルテーション―1964年2月3日
2回目のコンサルテーション―1964年3月11日
3回目のコンサルテーション―1964年4月10日
4回目のコンサルテーション―1964年5月26日
5回目のコンサルテーション―1964年6月9日
6回目のコンサルテーション―1964年7月7日
7回目のコンサルテーション―1964年10月10日
8回目のコンサルテーション―1964年12月1日
9回目のコンサルテーション―1965年1月29日
10回目のコンサルテーション―1965年3月23日
11回目のコンサルテーション―1965年6月16日
12回目のコンサルテーション―1965年10月8日
13回目のコンサルテーション―1965年11月23日
14回目のコンサルテーション―1966年3月18日
15回目のコンサルテーション―1966年8月3日
16回目のコンサルテーション―1966年10月28日
著者等紹介
妙木浩之[ミョウキヒロユキ]
1987年、上智大学文学院博士課程満期退学。佐賀医科大学助教授を経て、東京国際大学人間社会学部・大学院臨床心理学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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