出版社内容情報
世界各地に残る、さまざまな伝承や伝説、物語。そうした伝承・伝説・物語には、「怪異」がよく登場します。
西洋世界だとユニコーンやグリフォン、アラブ世界だとルフ、東洋の龍、日本のぬえ、天狗などが有名どころです。
こうした怪異、単なる“架空の産物”と思っていませんか?
実は、怪異は、何でもかんでも架空というわけではありません。
モデルとなった「何か」が存在することがけっこうあります。
遠い遠い昔、人々が出会った「何か」が、長い年月をかけて「怪異」に変化して伝説や物語に残っているのです。
本書は、古今東西の有名怪異9体に着目。
プロの学者が繰り広げる科学的考察をもとに、その「正体」に迫ります。
昔の人は、一体何に出会って、その怪異を生み出したのでしょうか?
内容説明
「怪異」って、想像の産物じゃない?怪異は、何でもかんでも“架空”というわけではない。モデルとなった「何か」が存在し、その記憶が「怪異」として残っている。科学的考察のもと、「怪異」と「正体」が結びついていく。あの「怪異」の正体って、コレだったの!?
目次
1章 ユニコーン
2章 グリフォン
3章 ルフ
4章 キュクロプス
5章 龍
6章 ぬえ
7章 天狗
8章 八岐大蛇
9章 鬼―終章のかわりに
著者等紹介
土屋健[ツチヤケン]
オフィスジオパレオント代表。サイエンスライター。埼玉県生まれ。金沢大学大学院自然科学研究科で修士号を取得(専門は地質学、古生物学)。その後、科学雑誌『Newton』の編集記者、部長代理を経て独立し、現職。地質学、古生物学をテーマとした雑誌等への寄稿、著作多数
荻野慎諧[オギノシンカイ]
理学博士(鹿児島大学)。山梨県出身。哺乳類化石が専門の古生物学者
久正人[ヒサマサト]
漫画家。横浜市出身。清朝末期を舞台にしたキョンシー漫画『グレイトフルデッド』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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藤月はな(灯れ松明の火)
トムトム
chatnoir
サアベドラ
流言