内容説明
近代日本の知識人たちは、刻々と変わりゆく世界情勢をどのように視ていたのか?政治史、外交史、思想史、メディア史などのジャンルから多角的に探求する。
目次
総論 「転換期の国際社会」を知識人たちはどう捉えたのか
第1章 有賀長雄の対外認識―ある学者官僚の栄光と蹉跌
第2章 デモクラットの対外認識―吉野作造・石橋湛山を中心に
第3章 「強いアメリカ」と「弱いアメリカ」の狭間で―「ワシントン体制」への国際政治過程
第4章 モンゴル認識の形成―戦略と「大義名分」の系譜
第5章 戦間期の日本と満洲―田中内閣期の満洲政策の再検討
第6章 一九三〇年代の日本の右翼思想家の対外認識―満川亀太郎・北一輝を中心に
第7章 終戦前後における日本外務省の国連認識―国際連盟での教訓と国際社会への復帰
第8章 リベラリストの悔恨と冷戦認識―芦田均と安倍能成
著者等紹介
伊藤信哉[イトウシンヤ]
1969年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学。現在、松山大学法学部准教授
萩原稔[ハギハラミノル]
1974年生まれ。同志社大学大学院法学研究科博士課程修了、博士(政治学)。現在、大東文化大学法学部政治学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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