坂本龍馬と明治維新 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 480p
  • 商品コード 9784788709805
  • NDC分類 210.61
  • Cコード C0021

内容説明

時空を越え、波頭を越えて蘇る等身大の龍馬像!龍馬の原点はここに―。司馬遼太郎氏が『竜馬がゆく』執筆の際、最も参考にしたといわれるファン待望の名著、完全復活。

目次

1 坂本と日本
2 西洋への反応
3 勤王派時代
4 勝のもとで働く
5 薩長同盟
6 海援隊
7 船中八策
8 維新
9 土佐における維新

著者等紹介

平尾道雄[ヒラオミチオ]
明治33年生、大正12年日本大学宗教科を中退して、侯爵山内家家史編修所に入り、史学専攻、著述に従事し、昭和27年高知新聞社嘱託となる。高知大学、高知女子大学の講師、四国学院大学教授などを勤め、現在に至る。昭和54年5月17日、高知市で歿

浜田亀吉[ハマダカメキチ]
明治18年高知市新町に誕生、市立商業学校卒業後、明治42年渡米、各地に労働苦学して大正15年帰国。平凡社英和辞典や英文毎日の編集に参加した。昭和37年11月23日、高知市山手町で歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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レアル

56
坂本龍馬と幕末がマイブームとばかりこれらの本を手に取る中、この本はアメリカの日本研究者による坂本龍馬が描かれている。どうやら司馬遼太郎氏の『竜馬~♪』にも影響を与えたらしく、興味を持って読む。こちら「一人の志士としての」坂本龍馬がこの時代どのような役割を果たしたのかが描かれている。そういえば今読んでる海音寺氏の「西郷隆盛」に登場する坂本龍馬も決して英雄扱いではない。アメリカの日本研究者が描く幕末史。読みやすく、分かりやすくで良い本だった。2017/08/15

マリアム

2
「竜馬がゆく」の余韻が残る間に本書に取りかかるも、かなりなボリュームに時間が掛かってしまった。しかし、これが50年以上も前に、しかも米国人研究者によるもので、更には、司馬さんが少なからず影響を受けたと聞けば、目を釘付けに読む事になる。竜馬という土佐の郷士が、育つ環境でどう大政奉還をなす人物となったのかの経緯を膨大な資料から分かりやすく辿っている。何とかの乱とかの歴史用語がなくて良い。著者の目に留まった竜馬がとても誇らしく思えた。幕末明治維新は本当に面白い。この本を起点にさらにフォーカスして行きたい。2014/10/02

denz

2
司馬遼太郎が参考にしたといわれ、また司馬以前に既に「国民的英雄」であった坂本龍馬を中心としながらも、土佐藩の家老級保守派、上士改革派、郷士層と庄屋層の不平派という内部構造、譜代旗本政権としての幕府、諸侯会議論としての公武合体派、尊王攘夷を軸としつつ身分制打破を考慮に入れる討幕派という王政復古に至る諸派の対立・相克として明治維新史を描いている。攘夷派=国家独立派(ナショナリスト)であり、譜代旗本政権打破としての倒幕派として、また近代議会政治を視野に入れた公議政体派の濫觴としての龍馬を描いた好著。2011/12/05

Takahiro Imaki

1
司馬さんがこの本を参考にして「竜馬がゆく」を書いたとどこかで知って購入したけども、確かになぁと思う一説もあり、大変楽しく読み終えました。「竜馬がゆく」が好きな人はもとより、明治維新に興味のある人は是非手にとっても損はない一冊だと思います。訳書としても、大変読みやすいと思いますよ。2012/05/27

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