内容説明
2001年に日銀は量的緩和政策の採用を決定したがマネーサプライの増加には至らず、結局解除となった。量的緩和論のどこが誤っていたか。各国の金融政策も踏まえて検討する。
目次
序章 量的緩和論はどこが間違っているのか
第1章 貨幣と銀行
第2章 1990年代以降の貨幣乗数の低下はなぜ生じたのか
第3章 アメリカの貨幣乗数の変化とマネタリーベース
第4章 イギリスの貨幣乗数の変化とその原因
第5章 ポートフォリオ・リバランス効果は生じたか
第6章 アメリカ1934~39年の金流入とマネーサプライ
第7章 マッカラム・ルールの罠
著者等紹介
服部茂幸[ハットリシゲユキ]
1964年大阪府生まれ。1988年京都大学経済学部卒業。1996年京都大学博士(経済学)。奈良産業大学経済学部講師、奈良産業大学経済学部助教授、福井県立大学経済学部助教授を経て、2007年福井県立大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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