内容説明
ローレンス・シャインバーグは、矛盾を矛盾のまま受け入れ、迷いながら悟りに向けて歩んだ…。禅の達人である老師は言う―混乱しているのなら、混乱しなさい!完全に混乱しなさい!これは、禅の体験的入門書だ。
目次
球童老師は朝食のときも、ヤンキースの帽子をかぶったまま脱ごうとしない
禅宗とは…宗教でも哲学でもない。心理学でも科学の一種でもない
すべての生物には等しく仏が宿っている(悉有仏性)
もう何も確かなものはなく、禅がいちばん不確かなのだと老師に訴える
僕は悟りと思われる状態を経験する
決断に迷って老師に相談に行く。恋人とうまくいかなくなっている
もし禅を理解したければ、忘れることだ!
ブッダが鹿野苑で行った最初の教えは、決して優しい響きのものではない
恐れの根本にあるものを理解する者だけが、恐れから解放される
「誰だって禅のことは知っているわよね」とフランシーンは言う〔ほか〕
著者等紹介
シャインバーグ,ローレンス[シャインバーグ,ローレンス][Shainberg,Lawrence]
作家。アメリカ、テネシー州メンフィスに生まれる。サミュエル・ベケットに関する研究論文により、プッシュカート賞を受賞。現在、ニューヨーク市在住
山村宜子[ヤマムラヨシコ]
翻訳家。1962年~65年アメリカ、ニュージャージー州アトランティックシティハイスクールに留学。国際基督教大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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