内容説明
中国・北朝鮮敵視外交から、対話重視と信頼醸成の外交に向かうには?沖縄を軍事の要から平和の要に転化し、東アジア不戦共同体を築くには?緊張高まる東アジア情勢の中、第一線の論者が答える。
目次
中国・北朝鮮“脅威”論を検証する
第1部 台頭する中国脅威論と東アジアの平和(ベトナム戦争の二一世紀への教訓―知られざる中国の「参戦」と今日的な示唆;「敵」はこうして作られる―尖閣に見る中国脅威論の捏造 ほか)
第2部 切迫する北朝鮮問題と東アジアの平和(安倍政権の対北敵視政策がもたらす悪夢―「朝鮮戦争」から何を学ぶか;米国の対北朝鮮核攻撃計画―ICBM実験に端を発した危機の根本要因とは何か ほか)
第3部 激動する東アジア情勢の中での沖縄(沖縄問題と日本の安全保障;沖縄と「本土」を考える―「基地引き取り」の課題と可能性 ほか)
アジア版NATOではなく東アジア不戦共同体を目指せ―中国・北朝鮮脅威論を超えて
著者等紹介
進藤榮一[シンドウエイイチ]
1939年北海道生まれ。京都大学法学部卒、同大学院博士課程修了。鹿児島大助教授、プリンストン大、ハーバード大、オックスフォード大、ジョンズホプキンズ大、フェロー等を歴任。筑波大学名誉教授、国際アジア共同体学会会長、一般社団法人アジア連合大学院機構理事長、国連NGO/DEVNET東京・理事
木村朗[キムラアキラ]
1954年北九州市小倉生まれ。鹿児島大学教員、平和学専攻。東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会共同代表、日本平和学会理事。平和問題ゼミナール主宰。インターネット新聞NPJに論評「時代の奔流を見据えて」を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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